B・Cトレインが走るエイスアベニュー線(IND Eighth Avenue Line)は、マンハッタンのエイスアベニューの下を通るニューヨーク地下鉄(New York City Subway)の幹線の一つです。エイスアベニュー線では、163ストリート(163 Street)駅、カセドラル・パークウェイ(Cathedral Parkway)駅、86ストリート(86 Street)駅、72ストリート(72 Street)駅の4駅が駅改良プロジェクト(Enhanced Station Initiative: ESI)の対象駅となりました。
今回はその中から86ストリート駅のリニューアルについてフォトレポします。86ストリート駅はマンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドエリアに位置しており、B・Cトレインが停車する駅です。当駅はセントラルパークの中間辺りに位置しており、駅周辺は重厚な造りのアパートなどが多く建ち並び落ち着いた雰囲気のエリアとなっています。同駅のリニューアルは2018年10月に完成しました。
ESIについてはこちらからどうぞ。
マップ
エントランス

出入口には新たにディスプレイが設置されましたがガラス仕切りなどは採用されていません。

階段の手摺りはLED照明が組み込まれている新タイプに取り替えられています。

LED照明の採用で明るくなった階段付近。タイルや床材等は特に更新されていないようです。
コンコース

情報提供ディスプレイが設置されたコンコース付近。

LED照明と情報提供ディスプレイが設置されたことでシャープな印象に生まれ変わりました。

券売機は一台のみ設置されています。

OMNYに対応した改札機。

改札内側から撮影。この辺りはガラス仕切りとLEDスポットライト照明の採用で、モダンなイメージに生まれ変わりました。
ホーム

プラットホームの様子。86ストリート駅は地下2階構造になっていて地下1階がブロンクス(Bronx)方面、地下2階がダウンタウン(Downtown)、ブルックリン(Brooklyn)方面となっています。

更新されたプラットホームの照明と点字ブロック。LED照明によって照度が増したため、防犯対策にも役立ちそうです。

ニューヨーク地下鉄の特徴的なモザイクの駅名標の下には、新しい簡易ベンチを設置。

ディスプレイの横に設置されたUSB充電ポート。

他のESI対象駅と同様に、新しい木製ベンチが設置されました。

駅名標とディスプレイ。

アートワークも設置されています。

ブルックリン方面の地下2階ホームに向かう階段。

LEDスポットライト照明ですシャープな印象になりました。