ニューヨーク市交通局(New York City Transit: NYCT)はバス運転手のコロナ感染防止策として、バスの乗降を後ろドアのみにする対策を実施しています。そのため従来の前払い方式での運賃徴収が困難なことから、現在急行バス(Express Bus)やセレクトバスサービス(SBS)を除くほぼ全ての路線バスを無料で運行しています。

このたび、運転席付近にアクリル板の仕切り、高性能フィルターを全てのバスに設置するなど、コロナ対策を完了する目処がたったため、8月31日からMTAの運行する全てのバス路線で運賃徴収を再開する予定です。また、MTAでは鉄道やバスの利用の際にマスクの着用を義務付けているため、使い捨てマスクディスペンサーも設置する予定です。さらに、コンタクトレスで運賃支払いが可能なOMNYリーダーの設置も加速させていくとのことです。

現在のMTA路線バス車内の様子です。乗客とバス運転手の距離を一定に保つ目的で、後ろドアからの乗降に限定しているため、ほぼ全てのバスを無料で運行しています。少し見難いですが運転席の後ろのエリアには、ビニールカーテンがかけられています。

MTAの発表によると、仮にバス乗車率がパンデミック前と同水準だったとすると、これまでの減収額は約4億3,100万ドル(約431億円)にもおよび、過去5ヶ月の無料期間で得られたはずの約1億5,900万ドル(約159億円)のバス運賃収入が失われたとのことです。

Source: MTA

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