アメリカ連邦鉄道局(Federal Railroad Administration: FRA)は、ブライトラインウェスト(Brightline West)が計画するラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道のうち、「ケイジョン・パス(Cajon Pass)」と呼ばれる区間の環境レビューを実施中です。この環境レビューは2022年11月まで実施される予定で、無事にFRAの審査を通過すれば、ラスベガスからロサンゼルスまでの高速鉄道ルート実現の可能性が高まることになります。

ケイジョン・パスの概要
Image: Brightline West

ケイジョン・パスは、すでに環境レビューが終了しているラスベガス〜カリフォルニア州ビクターバレー(Victor Valley)より先のランチョクカモンガ(Rancho Cucamonga)まで、全長49マイル(約80km)の区間です。同区間は、ランチョクカモンガ駅付近の約1マイル(約1.6km)の区間を除いて、インターステート15号線(I-15)に沿って建設されます。また、ランチョクカモンガ駅以外にヘスペリア(Hesperia)付近に新駅建設が検討されています。

同区間は、最高時速180マイル(約290km)に対応する予定で、これによりビクターバレー〜ランチョクカモンガ間が35分で結ばれます。なお、ラスベガス〜ビクターバレー間は最高時速200マイル(約320km)対応で所要時間は85分となる予定なので、ラスベガス〜ランチョクカモンガ間はおよそ2時間で結ばれることになります。

今後の予定
Image: Permitting Dashboard

ケイジョン・パス・プロジェクトの環境レビューは2021年11月から2022年11月までの期間で実施されており、無事にFRAの審査を通過すれば、昨年11月に成立したインフラ投資法案の対象プロジェクトとなる可能性もあります。そうすると、総額約80億ドル(約9,200億円)と見積もられている高額な建設費を低金利で調達できる見通しが立つことになり、いよいよラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道の実現の可能性が高まることになります。

ブライトラインウェストは、このプロジェクトを今後の米国における高速鉄道プロジェクトの手本として位置付けたい考えのようで、早ければ2023年初めの着工し2026年の完成を目指すとしています。

※1米ドル=115円として計算

Source: Permitting Dashboard, Forbes

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