先行開業したモイニハン・トレイン・ホールのウェスト・エンド・コンコース

アムトラック(Amtrak)は、ペンステーション(Pennsylvania Station: Penn Station)の新たなコンコースとなるモイニハン・トレイン・ホール(Moynihan Train Hall)を建設中です。本プロジェクトは2021年完成予定ですが、第1フェーズであるウェスト・エンド・コンコース(West End Concourse)については先行して2017年に開業しています。今回は、先行開業しているウェスト・エンド・コンコースに行ってきましたのでフォトレポします。

マップ
エクステリア

ジェームズ・ファーレー郵便局(James A. Farley Post Office)の建物です。この建物の中でモイニハン・トレイン・ホールが建設工事が進められています。

ロングアイランド鉄道(Long Island Railroad: LIRR)のサインが取り付けられていますが、アムトラックのロゴはありません。

建物の両端にペンステーションのサインがあり、その下に新しく完成したウェスト・エンド・コンコースへの出入口があります。

フェーズ1で完成したコンコース

入り口の中に入ると真新しい通路が出迎えてくれます。奥に見える建設中のエリアは、モイニハン・トレイン・ホールへ続いていると思われます。第2フェーズが完成するとこの先に開放的なガラスドーム屋根の空間が出迎えてくれるはずです。

ウェスト・エンド・コンコースは地下一階にあります。

階段付近には大型のLEDビジョンが設置されていて、列車の発車案内や広告などが表示されています。

大型LEDビジョンを拡大してみました。

階段を降りると、これまでのペンステーションのイメージとは全く異なるモダンでクリーンな空間が出迎えてくれます。

壁には大きな文字で地下鉄や乗り場の方向を案内してくれています。

柱にはディスプレイが組み込まれていて、列車の発車案内を表示しています。Amtrakの他、LIRR、ニュージャージートランジット(New Jersey Transit: NJ Transit)の列車がこの駅から発車します。

ガラスを多用し手すりにはLED照明が組み込まれており、とても清潔感があって良い印象です。

ライティングの効果で良い雰囲気になっています。

一部の天井にはこのようにLEDビジョンになっていて青空を表現しています。

各プラットホームへの入り口にはディスプレイが設置されており、次発列車の行先および停車駅案内が表示されています。

ホームへの階段の天井にはホームの番線が表示されており、どちらが何番線か一目でわかります。

停車しているLIRRの車両。

ホーム上は階段以外は特に変化はありません。ペン・ステーションのホームは狭い箇所が多く、列車が到着するたびに階段付近が特に混雑します。第2フェーズでは、ホームの拡幅などにも期待したいところです。

一部の柱には充電用コンセントも設置されています。

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