シカゴを中心としたインターシティ列車を運行するアムトラック・ミッドウェスト(Amtrak Midwest)は、今月中旬に正式デビューを迎える予定の新型客車「シーメンス・ベンチャー(Siemens Venture)」を、一足早く今月1日から営業列車に投入しました。新型客車は、シカゴとセントルイス(St. Louis)を結ぶリンカーン・サービス(Lincoln Service)から投入される予定となっており、一番列車に充当されたのはシカゴ9時30分発、セントルイス14時50分着の列車番号303となりました。
なお、今回一足早く営業運転を開始した新型客車は、コーチクラスのみの4両編成で構成されていますが、今後はビジネスクラスおよびカフェカーを連結した編成も登場する予定となっています。
車内設備
車内は、ブライトラインやカリフォルニアで運行されるサン・ホアキン(San Joaquins)にすでに導入されているものと基本的に同じとなっているようですが、モケットの柄などはミッドウェスト独自のものが採用されています。また、天井に横長のLCDスクリーンが設置されている点も同じとなっているようです。分厚いだけで座り心地の悪かったこれまでのアムトラックのシートよりも改善されていることを期待したいところです。
新型客車は、まず高速化が予定されているリンカーンサービスに優先的に導入される予定となっており、その後は、月に8両のペースでその他の列車にも順次導入されるとのことです。
Source: Trains
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