ブライトライン、ラスベガスとロサンゼルス近郊を結ぶ高速鉄道の年内着工に向けて大きく前進!

ラスベガスと南カリフォルニア(ロサンゼルス近郊)を結ぶ高速鉄道「ブライトライン・ウェスト(Brightline West)」の計画を進めているブライトライン(Brightline)は9日、同鉄道の建設に関してカリフォルニア州建設労働組合評議会(SBCTC)と南ネバダ建設労働組合と協力していくことで基本合意に至ったと発表しました。ブライトラインは現在、同高速鉄道の年内着工を目指して関係機関との調整を進めており、先月21日には、高速鉄道労働組合との協力関係について合意した覚書を交わしています。また、今月中にはビクターバレー(Victor Valley)とロサンゼルス近郊のランチョ・クカモンガ(Rancho Cucamonga)を結ぶ区間の環境アセスメント結果の公表が予定されているほか、およそ100億ドル(約1兆3,600億円)とされる建設費用の一部について、2021年に成立したインフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act)から資金援助を受けるための申請準備も進められています。

個性的なデザインの駅舎が建設されるハイスピード2の新駅(オールド・オーク・コモン駅編)

英国では、ロンドンとバーミンガム、マンチェスターなどを最高速度360km/hで走行可能な高速鉄道専用線で結ぶインフラプロジェクト「ハイスピード2(High Speed 2: HS2)」の整備が進められています。HS2は現在、2029〜2033年ごろの開業を目指してロンドンとミッドランド西部を結ぶ区間(フェーズ1)の建設が進められており、同区間には4つの個性的な新駅が誕生する予定です。そのうちの一つ、オールド・オーク・コモン(Old Oak Common)駅は、ロンドン北西部に整備される新駅で、エリザベス線などの列車が乗り入れるグレート・ウェスタン本線(Great Western Main Line)と接続する重要な交通ハブとなります。なお、HS2のロンドン・ユーストン(London Euston)駅が開業するまでの間は、オールド・オーク・コモン駅がロンドン側の暫定ターミナル駅としての役割を果たすことになります。

個性的なデザインの駅舎が建設されるハイスピード2の新駅(ロンドン・ユーストン駅編)

英国では、ロンドンとバーミンガム、マンチェスターなどを最高速度360km/hで走行可能な高速鉄道専用線で結ぶインフラプロジェクト「ハイスピード2(High Speed 2: HS2)」の整備が進められています。HS2は現在、2029〜2033年ごろの開業を目指してロンドンとミッドランド西部を結ぶ区間(フェーズ1)の建設が進められており、同区間には4つの個性的な新駅が誕生する予定です。その中でも最大規模のターミナル駅となるロンドン・ユーストン(London Euston)駅の整備は、新駅建設に合わせて公共スペースや再開発ビルの整備、既存駅の改修なども一体的に実施される再開発プロジェクトとなる予定で、ロンドンの主要鉄道ターミナルの一つであるユーストン駅にとって一世一代のプロジェクトとなる予定です。

英国で建設が進む欧州最大のインフラプロジェクト「ハイスピード2」(概要編)

ハイスピード2(High Speed 2: HS2)は、ロンドンとバーミンガム、マンチェスターなどを最高速度360km/hで走行可能な高速鉄道専用線で結ぶプロジェクトで、欧州最大のインフラプロジェクトと言われています。現在、ロンドンからバーミンガム(ミッドランド西部)までの区間で建設工事が開始されているほか、ウェスト・コースト本線(West Coast Main Line)の主要分岐点の一つであるクルー(Crewe)までの区間についても着工準備が進められており、これらの区間は2029年から2034年にかけて段階的に開業する予定となっています。最終的に、クルーからマンチェスターまでの区間、ミッドランド西部からミッドランド東部までの区間においても高速鉄道専用線が整備される予定です。

SEPTA、アルストム製の新型路面電車を導入!2027年から既存車両を順次置き換え

フィラデルフィア(Philadelphia)都市圏の公共交通を運営する南東ペンシルベニア交通局(Southeastern Pennsylvania Transportation Authority: SEPTA)は23日、2027年から導入を予定している路面電車/ライトレール路線向けの新型車両について、フランスの車両メーカーである「アルストム(Alstom)」に発注したと発表しました。新型車両はバリアフリーに対応した低床式の連接車両となる予定で、合計150編成(さらにオプションとして最大30編成)が導入される予定で、確定分の発注金額は約7億1,400万ドル(約962億円)となります。これにより、1980年代から使用されている川崎重工製(現川崎車両)の既存車両は2030年末頃までに引退することになります。

ノルウェー国鉄、長距離列車に寝台も備えた新型車両「FLIRTNEX」を導入!2026年にデビュー予定

ノルウェーの鉄道車両リース会社であるNorske togは17日、ノルウェー国鉄(Vygruppen AS: Vy)が長距離列車に導入予定の新型車両「クラス79(Class 79)」を、スイスの車両メーカーである「シュタッドラー・レール(Stadler Rail AG)」に発注したと発表しました。この車両は、シュタッドラーが同社の鉄道車両ブランドFLIRTをベースにノルウェー向けに開発した「FLIRTNEX(Nordic Express)」と呼ばれるもので、非電化区間への導入も予定されているため、電車方式およびバイモード方式の2形式が登場する予定です。今回の発注確定分は17編成(8両編成17本)ですが、オプション契約として最大83編成を2033年までに導入する計画もあり、今後、絶景を楽しめることで人気なノルウェーの長距離列車の旅がさらにグレードアップすることが期待されます。