メリーランド州ボルティモア(Baltimore)のメリーランド州交通局(Maryland Transit Administration)は、サブウェイリンク(Subwaylink)で運行する旧型車両の置き換えを開始します。新型車両は78両導入される予定で、イタリアのアンサルドブレーダ (AnsaldoBreda S.p.A.)を前身とする、日立レール(Hitachi Rail S.p.A.)が車両を、日立レールSTS(Hitachi Rail STS USA Inc)がCBTCシステムを受注しました。受注額は合わせて4億500万ドル(約405億円)となります。
新型車両は2両1編成で製造される予定です。その他、LED照明、車内情報提供システム、改良型シート、車椅子スペース、大型荷物置き場、USB充電プラグ、防犯用監視カメラなどが採用される見通しです。新型車両は2021年11月頃に第1編成が納車されたのち各種試験が実施され、2024年春頃までに全ての車両が納車される予定です。
公開されているデザイン
外観上の特徴としては、最近の流行であるLEDヘッドライトが採用されています。
車内にはLED照明が採用され清潔で明るい印象になる他、各車両に車椅子スペースが設置されます。また、車内WiFiにも対応する予定です。
バルティモアメトロ新型車両の概要
運行者 | メリーランド州交通局(Maryland Transit Administration) |
製造者 | 日立レール(Hitachi Rail S.p.A.) |
導入編成 | 78両(2両1編成) |
車両番号 | – |
定員 | 196人 |
営業開始(予定) | 2021年以降 |
運行路線 | ボルティモアメトロ・サブウェイリンク(Baltimore Metro Subwaylink ) |
運行区間 | 全区間 |
設計最高速度 | 75km/h |
制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御 |
Source: MDOT MTA, Hitachi Rail, MDOT MTA
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