ブライトライン、オーランド延伸区間の開業時期を再延期

フロリダ州マイアミとウェストパームビーチを結ぶ鉄道会社「ブライトライン(Brightline)」は30日、9月初めに予定していたウェストパームビーチ・オーランド国際空港間の開業日を再延期すると発表しました。現在、延伸区間の軌道や駅施設などはすでに完成していますが、高速運転試験や営業免許の取得に向けた作業の遅れが開業時期延期の主な原因となっているようです。同社は、同区間を当初9月1日までに開業するとして、同日以降のチケット販売もすでに開始していましたが、今月初めに開業日を9月7日以降に延期すると発表していました。なお同社は、開業時期延期によってチケットがキャンセルされた乗客に対し、チケットの全額払い戻し、予約人数分のプレミアムクラス利用クレジット(発行日から1年間有効)、およびAvisレンタカーが基本料金から最大35%割引になるディスカウントコードを配布するとしています。

オーランド国際空港駅に入線するブライトラインの車両
Image: Brightline

今回の再延期の発表によって、同区間の開業日は早くても9月22日までずれこむ見通しです。

ブライトラインのオーランド延伸区間では、一部区間において最高時速200km運転が実施される予定で、これは、現在アメリカ唯一の高速列車「アセラ」が運行されている北東回廊以外では、初めての事例となります。さらに、民間資本の鉄道会社として最高時速200km運転を実現するアメリカ初の事例としても注目されています。

Source: Brightline

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