カリフォルニア高速鉄道局(California High-Speed Rail Authority: CHSRA)は5日、2021年11月にバイデン政権の署名によって成立した「インフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act: IIJA)」の補助金プログラムの一つである「都市間旅客鉄道補助金プログラムのための連邦・州政府パートナーシップ(Federal-State Partnership for Intercity Passenger Rail Grant Program: FSP-National)」から、およそ31億ドル(約4,565億円)の補助金が割り当てられることが決まったと発表しました。これは、バイデン政権下における同プロジェクト向けの補助金として最大の金額となります。CHSRAでは今回の連邦政府からの補助金確保を受けて、最高速度350km/hで走行可能な高速鉄道車両6編成の調達、車両基地の整備、フレズノ駅の建設、マーセドおよびベーカーズフィールド付近における未着工区間およそ59マイル(約95km)の構造物設計などを実施するための資金調達目処が立ったことになります。
CHSRAは、カリフォルニア高速鉄道の第一期整備区間であるサンフランシスコ〜ロサンゼルス・アナハイム間のうち、カリフォルニア州中央部のセントラルバレーエリアに位置するマーセド(Merced)〜ベーカーズフィールド(Bakersfield)間およそ171マイル(約275km)区間の整備を先行して進めており、同区間の開業目標時期は2030〜2033年の間となっています。
Source: カリフォルニア高速鉄道局、カリフォルニア第11下院選挙区、カリフォルニア第21下院選挙区
※1米ドル=147円で計算
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