カリフォルニア高速鉄道、連邦政府からおよそ2億ドルの補助金を新たに確保

カリフォルニア高速鉄道局(CHSRA)は9月25日、2021年11月にバイデン政権の署名によって成立した「インフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act: IIJA)」の補助金プログラムの一つである「2022年鉄道インフラ安全向上統合プログラム(2022 Consolidated Rail Infrastructure and Safety Improvements Program: 2022 CRISI)」から、およそ2億200万ドル(約300億円)の補助金が割り当てられることが決まったと発表しました。これにより、2030年〜2033年の間に先行開業を目指しているマーセド(Merced)〜ベーカーズフィールド(Bakersfield)間(171マイル: 約275km)のうち、カーン郡シャフター(Shafter)市付近で進められる予定の高速鉄道整備に関連した6箇所の立体交差事業の構造物設計・建設などに必要な資金調達の目処が立ったことになります。なお、これらの立体交差事業は、先行開業区間のうちすでに建設工事が進められている区間(119マイル: 約192km)以外において初めて資金調達の目処が立った事例となります。

今回の連邦政府補助金によって既存の貨物路線と道路を分離するための立体交差事業が進められることになった区間の一つであるシャフターアベニュー
Image: California High-Speed Rail Authority

シャフター市内で進められる立体交差事業は2025年8月に着工される予定で、工期はおよそ3年が見込まれています。

Source: カリフォルニア高速鉄道局

※1米ドル=149円で計算

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