ドイツ鉄道、国内最速運転に対応した次世代車両「ICE 3neo」とは?

ドイツ鉄道(Deutsche Bahn: DB)は昨年12月5日から、フランクフルト中央駅(Frankfurt/Main)とケルン(Köln)を結ぶケルン-ライン=マイン高速線(Cologne-Frankfurt high-speed railway)において、ドイツ国内の営業最高速度である時速300km運転に対応したICE 3(Intercity-Express 3)の次世代車両「ICE 3neo」の営業運転を開始しました。ICE 3neoは、シーメンス・モービリティがドイツ鉄道向けに開発した「ヴェラロMS(Velaro MS)」と呼ばれる動力分散方式の4電源対応高速車両で、ベルギーやオランダでの運行にも対応しています。同車両は、2030年にかけて増加が予想される座席需要に対応するため、2029年までに合計73編成が増備される予定となっています。

アムトラック、カスケーズのカナダ直通運転を9月26日から再開!

アムトラックは31日、パンデミックの影響で2020年3月から運休している「カスケーズ(Cascades)」のシアトル〜バンクーバー間の運行を、正式に再開すると発表しました。プレスリリースによると、カナダ直通運転を行う一番列車は、シアトル・キングストリート(King Street)駅を9月26日月曜日午前7時45分に出発し、バンクーバー・パシフィックセントラル(Pacific Central)駅に午前11時45分に到着する予定となっています。なお、カナダ直通運転を行う列車は、当面の間1日1往復での運行となりますが、乗務員の確保や使用車両の調整などができ次第、パンデミック前と同じ1日2往復体制となる予定です。秋の行楽シーズンが本格化するのを前に、カスケーズのカナダ直通運転の再開が決まったことで、シアトル・バンクーバー間の交流が活性化されることが期待されています。

ニューヨーク地下鉄、地下トンネル内での通信環境整備をスタート!全線での整備完了は10年後

ニューヨーク市地下鉄(New York City Subway)やスタテンアイランド鉄道(Staten Island Railway: SIR)などを運行するMTA(Metropolitan Transportation Authority)は26日、総軌道延長およそ418マイル(約670km)におよぶ地下トンネル内において、携帯電波の受信ができるよう通信環境の整備をする工事を開始すると発表しました。この工事は、現在ニューヨーク地下鉄およびSIRの地下駅でWi-Fiや携帯電波接続サービスを提供しているトランジットワイヤレス(Transit Wireless)社が実施するもので、整備にかかる費用およそ6億ドル(約820億円)は全額同社負担で実施され、整備完了後に同社が携帯キェリア各社や個別の契約者から得る使用料の一部はMTAにも支払われることになります。また、今回の地下トンネル内の通信環境整備とあわせて、駅構内のWi-Fiサービスを地上駅にも拡大する予定です。

オーストリア連邦鉄道、2026年からシティジェットに2階建て電車を導入!

オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal railways: ÖBB)は、国内のローカル列車であるシティジェット(Cityjet)向けに新型2階建て電車を導入します。この新型車両には、最高速度160km/hに対応したシュタッドラー・レール(Stadler Rail)の2階建て電車ブランド「KISS」が採用されており、今年4月に合計41編成(6両編成20本、4両編成21本)が発注されています。新型車両は、2026年からウィーンを中心としたオーストリア東部地域の路線に投入される予定で、将来的には合計186編成まで増備される計画です。なお、シュタッドラーKISSは2008年にスイス連邦鉄道が発注して以来、ドイツ、スウェーデン、ハンガリーなど、ヨーロッパ各国で採用されている2階建て電車で、2024年ごろからは、サンフランシスコ・ベイエリアを走るカルトレイン(Caltrain)でも導入される予定となっています。

スイス連邦鉄道、ドイツ直通列車向けの新型電車を7編成発注

スイス連邦鉄道(Swiss Federal Railways: SBB)は6月15日、2026年に予定しているドイツ直通列車サービスの拡大に向けて、最高速度250km/hに対応した新型電車7編成をシュタッドラー・レール(Stadler Rail)に発注しました。今回発注された車両は、2019年から「Giruno」の愛称で運行が開始されているシュタッドラーの動力分散方式の部分低床式高速鉄道車両「SMILE」で、これまでに合計29編成が導入されています。これらの車両は現在、チューリッヒ(Zurich)およびバーゼル(Basel)から世界最長の鉄道トンネルである「ゴッタルド・ベース・トンネル(Gotthard Base Tunnel)」を通り、ミラノ(Milan)、ジェノヴァ(Genova)、ボローニャ(Bologna)、ヴェネツィア(Venice)を結ぶユーロシティ(EuroCity)路線で運行されています(SBB)。

アムトラック、カスケーズのバンクーバー直通運転を9月から再開!

アムトラック(Amtrak)は、6月27日からニューヨークとトロントを結ぶメープルリーフ(Maple Lead)のカナダ直通運転を再開しましたが、シアトル・ポートランドとバンクーバーを結ぶカスケーズ(Cascades)についても、9月からカナダ直通運転を再開すると発表しました。カスケーズのカナダ再開運転については、当初春ごろの再開を目指して準備が進められているとの情報がありましたが、パンデミックの影響による人員不足などが原因で、今年末まで延期されることが発表されていました。9月からの再開について、アムトラックから具体的なスケジュールについての発表はありませんが、CBCニュースの記事によると1日1往復からスタートし、その後の需要に応じて2往復に増発する予定のようです。