ワシントンメトロ、ダレス国際空港への延伸区間は11月後半までに開業か!

ワシントンメトロ(WMATA)は19日、開業が遅れていたシルバーラインのダレス国際空港(Dulles International Airport)方面への延伸区間について、11月後半のホリデーシーズン(Thanksgiving)が始まる前に営業運転を開始できるとの見通しを示しました。同延伸区間では、すでに実際のダイヤを想定した試運転などが2週間にわたって実施され、現在、ワシントン地下鉄安全委員会(WMSC)による最終認可待ちの状態となっています。また、昨年のブルーラインでの脱線事故の影響で、主力車両である7000形車両の車両不足が依然として続いていることから、新線開業によって他路線における更なる車両不足の影響が及ばぬよう、7000形車両の第3期営業運転復帰計画(Phase 3 Return to Service Plan)がWMSCによって承認されてからの開業となるようです。

ロサンゼルス国際空港、2023年に開通予定の新交通システムの車両を公開!

ロサンゼルス国際空港(LAX)を管理運営するロサンゼルス・ワールド・エアポーツ(Los Angeles World Airports: LAWA)は1日、2023年の開業に向けて建設工事を進めている新交通システム(Automated People Mover: APM)の車両を公開しました。APMの車両には、アルストム(旧ボンバルディア)社製のInnovia APM 300が採用されており、運行開始までに合計44両(各車両の定員50名)が導入される予定です。新交通システムは全長2.25マイル(約3.6キロ)に合計6駅(ターミナルエリア内3駅、ターミナルエリア外3駅)が設置され、利用客の多い午前9時から午後11時の間は4両編成の車両を2分間隔で運行する予定です。

デルタ航空、ラガーディア空港の新ターミナルCが6月4日ついにオープン!

デルタ航空、ニューヨーク州およびニューヨーク・ニュージャージー港湾公社は1日、およそ40億ドル(約5,190億円)をかけて整備を進めているニューヨーク・ラガーディア空港(LaGuardia Airport)の新ターミナルC整備プロジェクトがほぼ完成し、6月4日から共用を開始すると発表しました。ラガーディア空港は、デルタ航空にとって重要なハブ空港の一つであり、新ターミナルCへの投資は同社史上最大の空港設備投資となります。4つのコンコースの整備が全て完了する2024年には、延床面積130万平方フィート(約12万平方メートル)、合計37ゲートを有する新ターミナルが完成することになり、これは建替え前の旧ターミナルCおよびDを合わせた面積の2倍の広さとなります。

ロサンゼルス国際空港、2028年夏季オリンピックに向けて新ターミナルなどを整備

ロサンゼルスでは、2028年に開催される夏季オリンピックに向けて様々なインフラ整備が進行中です。中でも、空の玄関口であるロサンゼルス国際空港(LAX)については、パンデミック前の年間旅客数で世界第3位をほこっていた空港でありながら、ターミナルへ直結する鉄道アクセスがないという最大の問題を解消するため、新交通システムの建設やLAメトロの新線建設工事などが急ピッチで進められています。そんな中、LAXを管理・運営するロサンゼルス・ワールドエアポーツ(Los Angeles World Airports: LAWA)は、2028年夏季オリピックの開催に合わせて新たなターミナルおよびコンコースを整備する計画「誘導路およびターミナル近代化プロジェクト(Airfield and Terminal Modernization Project: ATMP)」を進めています。

シアトルに建設中の超高層ツインタワーにジャンボジェットが登場!

シアトルのダウンタウン北側に位置するサウス・レーク・ユニオン(South Lake Union)と呼ばれるエリアでは、WB1200という48階建て超高層ツインタワーレジデンスが建設中です。このツインタワーには、約1,000戸の住居のほか、下層階には商業施設も建設されます。WB1200のディベロッパーであるウェストバンク(westbank)は、この商業施設の目玉としてジャンボジェットを再利用したリーシングオフィスやイベントラウンジを登場させる計画です。ボーイング社の発祥の地であるシアトルに新名所が誕生することになりそうです。

ラガーディア空港のアクセス整備に地下鉄延伸案が復活!?

ラガーディア空港(LaGuardia Airport: LGA)は、ニューヨークの主要空港としてマンハッタンから最も近い位置にあるにもかかわらず、唯一鉄道アクセスがない上、周辺道路の渋滞も慢性化していることから、近くて遠い空港という存在で知られています。一方で2020年7月には、最新設備を備えた新ターミナルBがオープンするなど、旅客サービスを一新する巨大プロジェクトが進められており、せっかく整備した最新インフラをより多くの人に利用してもらうためにも、利便性の高い空港アクセスの整備は必要不可欠となっています。