ダラス市(City of Dallas)は、ダラスのダウンタウン(Downtown)とビショップアーツディストリクト(Bishop Arts District)のあるオーククリフ(Oak Cliff)を結ぶ全長約4kmの路面電車「ダラスストリートカー(Dallas Streetcar)」を2015年に開業しました。 ダラスストリートカーでは、アメリカの機械メーカー、ブルックビル・エクイップメント・コーポレーション(Brookville Equipment Corporation)が製造したリバティ(Liberty Modern Streetcar)と呼ばれる珍しい車両が使用されています。
リバティは同社が製造した最初の近代型路面電車車両で、パンタグラフと蓄電池の両方で走行することが可能となっており、ダラスストリートカーの一部区間では実際に蓄電池を使用した走行が行われています。なお、同路線の運行はダラスエリアでライトレールなどを運行するダート(Dallas Area Rapid Transit: DART)が行っています。
今回はダラスストリートカーのリバティについてフォトレポします。
エクステリア
リバティーの全面デザインです。最新の路面電車車両といった感じでなかなかカッコいいです。
カラーリングはダートの車両と同じイエロー、ブルー、ホワイトを基調としたものが採用されています。
リバティーは3車体連接車となっており、中間車はバリアフリーに対応したフルフラット車両となっています。
インテリア
車内の様子です。バリアフリーに対応した中間車には折りたたみ座席のみ設置されています。
両先頭車部分にはステップがあり、ロングシートとクロスシートが設置されています。
ダラスエリアの交通機関で使えるモバイルペイメント「ゴー・パス(GoPass)」に対応した端末が設置されています。
車内案内表示器はシンプルな3色LEDで次駅案内などが表示されます。
こちらは車端部に設置された案内表示器です。
シートのデザインはダートのライトレール車両と同じとなっています。
連接部分の床はこのようになっています。
100形電車の概要
運行者 | ダート(Dallas Area Rapid Transit: DART) |
製造者 | ブルックビル・エクイップメント・コーポレーション(Brookville Equipment Corporation) |
編成(車両)数 | 4両(3車体連接車) |
車両番号 | 301〜304 |
定員 | – |
営業開始 | 2015年〜 |
運行路線 | ダラス・ストリートカー(Dallas Streetcar) |
運行区間 | ユニオンステーション(EBJ Union Station)〜ビショップアーツ(Bishop Arts)駅間 |
設計最高速度 | 77 km/h |
制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御 |
Source: Brookville
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