12月13日、ニューヨーク州のキャシー・ホークル(Kathy Hochul)知事は、パンデミックの影響で着工が遅れていたジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport: JFK Airport)の新ターミナル・ワンの建設工事について、2022年半ばに着工すると発表しました。新ターミナルビルは、延床面積約22万3,000平方メートル、建設費は95億ドル(約1兆800億円)で、完成するとJFK空港最大のターミナルビルとなります。建設工事は数段階に分けて実施され、出発・到着エリアや一部のゲートを含む第1フェーズの完成は2026年ごろ、全体の完成は2030年ごろを予定しています。
現在、日系の航空会社でターミナル・ワンを使用しているのは日本航空となっています(全日空はターミナル6を使用)。そのほか、スターアライアンスのルフトハンザ、オーストリア航空、トルコ航空、エバー航空、中国国際航空、スカイチームのエールフランス、アエロフロート、大韓航空、中国東方航空など合計20のエアラインが同ターミナルを使用しています。
新たに公開された新ターミナル・ワンのイメージ
JFK空港最大の規模となる新ターミナル・ワンの全体イメージです。新たに23のゲートが設置される予定です。
新ターミナルビル内部は、自然光が多く降り注ぐ設計となっていて非常に解放感あふれる空間デザインとなています。
出発エリアも天井から自然光が降り注ぐ設計です。タッチレスでの搭乗手続きなどを徹底するほか、デジタル技術を駆使して人の流れをスムーズにするシステムなども導入される予定です。
搭乗エリアにはニューヨークを感じさせるレストランやブランドショップなども入居し、ニューヨークらしさを強調する予定です。
ターミナルビル内の緑化も積極的に実施されます。
こちらはバゲージクレームです。イメージにはニューヨークのシンボルの一つである「イエローキャブ(Yellow Cab)」が描かれていますが、この他にもニューヨークのシンボルをモチーフとした様々なアート作品が設置されるようです。
Source: NY State
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