PATH、NWK-WTC線の9両編成化に向けて「PA-5形」新造車両の搬入が開始される

マンハッタンとニュージャージー州ジャージーシティ、ニューアークなどを結ぶパストレイン(Port Authority Trans-Hudson: PATH)は、ニューアーク(Newark)駅とワールドトレードセンター(World Trade Center)駅を結ぶNWK-WTC線の9両編成対応工事が2023年ごろに完成するのに合わせ、川崎車両製の新造車両72両を増備する予定となっています。これに先立ち、川崎車両兵庫工場から海上輸送されてきた新造車両の第一陣が11日、ニューアーク港に到着しました。新造車両の搬入は当初2021年ごろから開始される予定でしたが、パンデミックの影響で1年ほどの遅れが生じていました。これらの車両は、今後、川崎車両ヨンカース工場まで陸送され、同工場で艤装工事や各種試験が実施される予定となっています。

Image: PANYNJ

パストレインの9両編成化は、2019年に発表された10億ドル(約1,450億円)規模のPATH更新計画(PATH Improvement Plan)の核として実施されているもので、将来的には10両編成化も視野に整備が進めらています。NWK-WTC線は現在8両編成で運行されていますが、今回のホーム延伸工事および車両増備によって同線の信頼性向上や輸送力増強が可能となります。また、今回の新造車両の導入と同時に、既存のPA-5形350両についても更新工事が進められています。

Source: PATHNJ.com

※1米ドル=144円で計算

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