サウンドトランジット、リンク東部延伸プロジェクトの一部区間を4月27日に開業!

シアトル都市圏のライトレール路線「リンク(Link)」を運行するサウンドトランジット(Sound Transit: ST)は、同鉄道をシアトル・ダウンタウン付近からイーストサイドに位置するベルビュー(Bellevue)およびレドモンド(Redmond)方面へ延伸する「リンク東部延伸プロジェクト(East Link Extension Project)」を進めています。STは同延伸事業のうち、サウスベルビュー(South Bellevue)駅からレドモンド・テクノロジー(Redmond Technology)駅までの6.3マイル (約10.1 km)の区間について、4月27日から営業運転を開始すると発表しました。同事業は当初、2023年中にインターナショナル・ディストリクト・チャイナタウン(International District/Chinatown)駅からレドモンド・テクノロジー駅までの開業が予定されていましたが、シアトルとベルビューの間に位置するワシントン湖に架かる浮き橋区間で施行ミスが発覚したため、開業時期を2025年以降に遅らせることが発表されていました。

今回の部分開業で当面の間暫定ターミナルとして使用されるサウスベルビュー駅

その後、施行ミスの影響を受けないサウスベルビュー駅からレドモンド・テクノロジー駅の区間を先行して開業させる方針に変更されたため、今回の部分開業が実現することになりました。

2ライン(部分開業区間)の概要
路線図

今回開業する区間は、新たな路線「2ライン(2 Line)」として運行されます。なお、2025年以降にサウスベルビュー駅からインターナショナル・ディストリクト・チャイナタウン駅までの区間が開業すると、同駅で既存路線の「1ライン(1 Line)」へ乗り換えることが可能となり、シアトル・タコマ国際空港からベルビュー、レドモンド方面へ鉄道での移動が可能となります。

2024年4月27日の部分開業が決まった区間
Image: Sound Transit
開業予定の新駅

部分開業区間には、以下の8つの新駅が誕生します。このうち、サウス・ベルビュー駅、ベル・レド駅、レドモンド・テクノロジー駅ではパークアンドライドの利用が可能となります。

駅名駐車場スペース
サウス・ベルビュー(South Bellevue)1,500台
イースト・メイン(East Main)
ベルビュー・ダウンタウン(Bellevue Downtown)
ウィルバートン(Wilburton)
スプリング・ディストリクト(Spring District)
ベル・レド(Bel-Red)300台
オーバーレイク・ビレッジ(Overlake Village)
レドモント・テクノロジー(Redmond Technology)300台(駐輪場:100台)
運行間隔

部分開業区間の運行時間は05:30から21:30までとなる予定で、終日10分間隔で運行される予定です。

Source: Sound Transit

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