日立、ミラノ地下鉄向けの新型車両を受注!2024年春に1号線から運行開始予定

日立製作所のグループ会社である日立レール(Hitachi Rail)は7日、ミラノ市交通公社(Azienda Trasporti Milanesi: ATM)からミラノ地下鉄1号線、2号線、3号線向けに、最大46編成(276両)の地下鉄車両を、最大3億6,800万ユーロ(約534億円)で納入する包括契約を締結したと発表しました。新型車両は2024年春から1号線で順次営業を開始する予定で、同線には合計126両(6両21本)が導入されます。なお、1号線向けに導入される21編成の契約金額は1億6,800万ユーロ(約244億円)となります。ミラノ市交通公社では、最新技術の導入による持続可能な公共交通システムの実現に向けた大型投資計画を進めており、今回の新型車両導入もその一環として進められるものです。

オーストリア連邦鉄道、新型「ナイトジェット」の車内を公開!2023年夏デビュー予定

オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は6日、ヨーロッパ各都市を結ぶ国際寝台列車「ナイトジェット(Nightjet)」へ導入される新型寝台客車のインテリアを、車両製造元であるシーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)のウィーン工場で公開しました。新型ナイトジェットは、2025年末までに合計33編成(7両編成33本)が導入される予定で、まずは2023年夏頃から、人気路線であるウィーンおよびミュンヘンからローマ、ヴェネツィアおよびミラノを結ぶ路線への投入が予定されています。新型ナイトジェットでは、従来車両を使用したナイトジェットと同様に寝台個室、クシェットと呼ばれる簡易寝台個室、普通座席などのサービスが提供されるほか、クシェットの新たな客室設備としてカプセルホテルのような「ミニ・キャビン(Mini Cabin)」も提供されます。

オーストリア連邦鉄道、「ナイトジェット」の新型寝台客車が2023年春から運行開始!

オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は、ヨーロッパ各国を結ぶ国際寝台列車を2016年から「ナイトジェット(Nightjet)」のブランド名で運行しています。現在ナイトジェットには、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn AG: DB)から引き継いだ旧型の寝台客車などが使用されていますが、2023年春にナイトジェット用に開発された新型寝台客車がデビューする予定となっています。この新型寝台客車は、シーメンスの客車「ヴィアッジョ(Viaggio)」をベースとした次世代客車で、2023年春までに13編成(7両13本)が導入される予定です。また、昨年8月には20編成が追加発注されており、2025年までに33編成体制となる予定で、今後、ヨーロッパの国際寝台列車の旅がますます快適なものとなりそうです。