2024年から米国初の燃料電池電車が走る予定の新路線「アロー」が開業!

カリフォルニア州の南部に位置するサンバーナーディーノ郡では、サンバーナーディーノ郡運輸局(San Bernardino County Transportation Authority: SBCTA)が中心となり整備を進めてきた新路線「アロー(Arrow)」が、24日に開業しました。アローは、レッドランズ(Redlands)とサンバーナーディーノ(San Bernardino)の間、およそ9マイル(約14km)の区間を結ぶ全線非電化の鉄道路線で、サンバーナーディーノ・ダウンタウン駅では、メトロリンクのサンバーナーディーノ線(San Bernardino Line)と接続しています。これにより、レッドランズとロサンゼルス・ユニオンステーションまでが鉄道で結ばれることになります。なお、平日の朝にレッドランズからロサンゼルス方面、夕方にロサンゼルスからレッドランズ方面に向かう急行列車が一本ずつ運行され、同区間が約90分で結ばれます。

米国初の燃料電池電車「FLIRT H2」が公開される!2024年から運行開始予定

スイスの鉄道車両メーカー「シュタッドラー・レール(Stadler Rail AG)」とカリフォルニア州サンバーナーディーノ郡運輸局(San Bernardino County Transit Authority: SBCTA)は、9月20日〜23日にかけてドイツのベルリンで開催されたイノトランス(InnoTrans)において、シュタッドラー初の燃料電池電車となる「FLIRT H2」を公開しました。同車両は、今年10月に開業予定の南カリフォルニアのサンバーナーディーノとレッドランズを結ぶおよそ14kmの新路線「アロー(Arrow)」において、2024年から運行が開始される予定となっており、米国初の燃料電池電車となる予定です。

LAメトロの新ライトレール路線「Kライン」が10月7日に部分開業!

LAメトロは22日、建設中の新ライトレール路線「Kライン(旧名称: クレンショー・LAXライン)」のうち、エキスポ・クレンショー(Expo/Crenshaw)駅からウェストチェスター・ベテランズ(Westchester/Veterans)駅までの区間を、10月7日(金曜日)正午に開業すると発表しました。Kラインは、Eラインのエキスポ・クレンショー(Expo/Crenshaw)駅からイングルウッド(Inglewood)を経由して、Cラインのアビエーション・LAX(Aviation/LAX)駅までを結ぶ全長約14kmの路線として2014年に着工されました。なお、ウェストチェスター・ベテランズ駅からアビエーション・LAX駅までの区間については、2023年秋頃の開業が予定されています。

サンフランシスコの近未来的な交通ハブ「セールスフォース・トランジットセンター」

セールスフォース・トランジットセンター(Salesforce Transit Center)は、サンフランシスコ・ダウンタウンに位置する巨大交通ターミナル施設で、2018年8月にオープンしました。同施設は当初、トランスベイ・トランジットセンター(Transbay Transit Center)と呼ばれていましたが、開業前の2017年に、ビジネスアプリケーションなどを提供するソフトウェア企業「セールスフォース(Salesforce)」が25年間のネーミングライツを取得したため、セールスフォースの名称が付与されることとなりました。現在同トランジットセンターには、長距離路線バス、通勤路線バス、サンフランシスコ市営交通(San Francisco Municipal Railway: Muni)の路線バスなど、バス路線のみが乗り入れていますが、2031年以降には、カルトレイン(Caltrain)およびカリフォルニア高速鉄道の乗り入れも予定されています。

カリフォルニア高速鉄道、サンフランシスコ・サンノゼ間の環境アセスメントが終了!

カリフォルニア高速鉄道局(California High-Speed Rail Authority: CHSRA)は18日、サンフランシスコとサンノゼを結ぶ全長約43マイル(69km)の区間について、環境アセスメントの評価書(Final EIR/EIS)を承認したと発表しました。これにより、カリフォルニア高速鉄道の第1期整備区間であるサンフランシスコとロサンゼルス・アナハイムを結ぶ全長500マイル(805km)におよぶ区間うち、およそ8割にあたる420マイル(676km)の区間において環境アセスメントが終了したことになります。また、2030年までに先行開業を目指すベーカーズフィールド(Bakersfield)〜マーセド(Marced)間についても動きがあり、最後まで未着工となっていた52.4マイル(84km)の区間の構造物設計などを実施する事業者が決定しました。

カリフォルニア高速鉄道、セントラルバレー区間の整備に必要な予算をほぼ確保!

カリフォルニア州議会は6月30日、2008年に可決された「Proposition 1A」で高速鉄道建設のための資金として発行される予定だった90億ドルの公債のうち、残る42億ドル(約5,700億円)の公債を発行することで合意しと発表しました。これにより、カリフォルニア高速鉄道セントラルバレー区間(マーセド〜ベーカーズフィールド)の整備に必要な建設資金が、ほぼ確保されたことになります。カリフォルニア高速鉄道局(California High-Speed Rail Authority: CHSRA)は今回の公債発行を受けて、セントラルバレー区間の軌道敷設工事や高速鉄道車両の調達などを実施するとみられ、先行整備区間の2030年前後の開業が現実味を帯びてきました。