シアトルの玄関口であるシアトル・タコマ国際空港(Seattle-Tacoma International Airport)では、将来の利用者増加に対応するための新たな国際線到着エリア建設工事が今年3月に完成し、4月からは一部の国際線到着便が新エリアの使用を開始していましたが、今月10日から全ての国際線到着便が新エリアの使用を開始しました。新国際線到着エリアは、これまでは地下にあった入国審査場などが4倍以上広さがある地上に移され、4倍以上広さがあり、2倍以上の乗客数に対応できる入国審査設備やバゲージクレームエリアが備わっています。この新施設の全面共用開始により、国際線から国内線への乗り継ぎに必要な最低時間がこれまでの90分から75分に短縮されます。
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アムトラック、カスケーズのシアトル・バンクーバー間の運行再開を延期か?
アムトラックは、パンデミック以降長期運休となっている「カスケーズ(Cascades)」のバンクーバー〜シアトル間において、今年2月ごろ、同区間の春頃再開を目指して乗務員訓練などを実施していると同社Facebookページで報じていました。しかし、13日付けのシアトルタイムズなどの報道によると、アムトラックの乗務員や整備士の不足が主な原因として、再開時期を今年末ごろまで延期するようです。カスケーズのシアトル〜バンクーバー間は、同列車の運行区間の中でも海岸線を走る人気の区間で、夏の観光シーズンを目前に控える中、早期の運行再開が期待されていました。
シアトルに建設中の超高層ツインタワーにジャンボジェットが登場!
シアトルのダウンタウン北側に位置するサウス・レーク・ユニオン(South Lake Union)と呼ばれるエリアでは、WB1200という48階建て超高層ツインタワーレジデンスが建設中です。このツインタワーには、約1,000戸の住居のほか、下層階には商業施設も建設されます。WB1200のディベロッパーであるウェストバンク(westbank)は、この商業施設の目玉としてジャンボジェットを再利用したリーシングオフィスやイベントラウンジを登場させる計画です。ボーイング社の発祥の地であるシアトルに新名所が誕生することになりそうです。
アムトラック、パシフィックノースウェストの都市間列車「カスケーズ」の車両(タルゴ8編)
アムトラック(Amtrak)が運行する「カスケーズ(Cascades)」は、アメリカの太平洋岸北西部「パシフックノースウェスト(Pacific Northwest: PNW)」の主要都市であるバンクーバー(カナダ)、シアトル、ポートランドなどを結ぶ都市間列車です。カスケーズには、アムトラックの運行する列車で唯一スペインの車両メーカー「タルゴ(Talgo)」が製造した自然振子式客車が使用されています。タルゴ客車の設計最高速度は時速125マイル(約200km)ですが、カスケーズの走行区間は安全設備等が時速200km対応ではないため、営業列車の最高速度は時速79マイル(127 km)となっています。
リンク、イーストサイド延伸プロジェクト(世界初!浮橋の上を走るライトレール編)
サウンドトランジット(Sound Transit: ST)では、2023年の開業を目指してシアトル・ダウンタウンと東部に位置する郊外都市ベルビュー(Bellevue)やレドモンド(Redmond)などを結ぶ、全長約29kmのライトレール路線「ライン2(Line 2)」を建設中です。この延伸プロジェクトでは、浮橋(Floating Bridge)上にライトレールを走らせるという世界初の試みが進行中です。今回は、その浮橋である「ホーマー M. ハドレー・メモリアル・ブリッジ(Homer M. Hadley Memorial Bridge)」上の軌道建設状況についてフォトレポします。
アムトラック、カスケーズのカナダ直通運転再開に向けた試運転を開始
アムトラックのFacebookページによると、パンデミック以降長期運休となっている「カスケーズ(Cascades)」のバンクーバー〜シアトル間において、運転再開に向けた試運転(Re-qualification run)が開始されたとのことです。運休中の区間であるバンクーバー、パシフィック・セントラル(Pacific Central)駅からシアトル、キングストリート(King Street)駅までの所要時間は約3時間で、パンデミック前には1日2往復のカスケーズが運行されていました。カスケーズは現在、シアトル〜ポートランド〜ユージン(Eugene)間2往復(列車番号503/508、500/505)、シアトル〜ポートランド間1往復(列車番号504/507)のみの暫定ダイヤで運行されています。