日立、カナダのトロントで計画が進む「オンタリオ線」の車両製造、運行システムなどを共同受注!

日立製作所は17日、カナダ最大の都市トロントで計画中の「オンタリオ線(Ontario Line)」の車両製造、運行システム、さらに開通後30年間にわたるオペレーションおよびメンテナンスを、グループ会社である日立レール(Hitachi Rail)を中心とするコンソーシアム「Connect 6ix」が90億カナダドル(約9,500億円)で受注したと発表しました。オンタリオ線は、トロント交通局(Toronto Transit Commission: TTC)の地下鉄ライン1の混雑緩和や鉄道ネットワークの拡充などを目的として、オンタリオ州政府の機関であるインフラストラクチャー・オンタリオ(Infrastructure Ontario)およびメトロリンクス(Metrolinx)が計画を進めている地下鉄路線です。

アムトラック、約2年ぶりにカナダ直通列車の運行を再開!

アムトラック(Amtrak)は27日、ニューヨークとトロントを結ぶ国際列車「メープルリーフ(Maple Leaf)」のカナダ直通運転を再開しました。同列車はパンデミックの影響で、2020年3月以降ナイアガラフォールズ・トロント間の運行を取り止めていました。今回のナイアガラフォールズ以北への直通運転再開によって、実に約2年ぶりにカナダ直通列車の運転が再開されることになります。メープルリーフのカナダ直通運転再開一番列車は、6月27日午前7時16分にニューヨーク・ペンステーションを出発し、最終目的地であるトロントには、午後7時43分に到着予定となっています。カナダからの列車は、6月28日午前8時20分にトロントを出発し、ニューヨークには同日の午後9時55分に到着する予定です。

VIA、2022年末にカナダのインターシティ列車待望の新型車両が登場!

カナダのVIA鉄道(VIA Rail)は、ケベックシティ(Quebec City)〜ウィンザー回廊(Windsor corridor)間を運行するインターシティ列車「コリドー(Corridor)」に新型車両を導入します。この車両は2018年にシーメンス社に発注されたもので、ブライトライン(Brightline)やアムトラック(Amtrak)の次世代車両にも採用されている「ベンチャー(Venture)」客車をベースにした車両となります。第一編成はすでに納車されており、現在、2022年末からの営業運転開始に向けた各種試験が実施されています。新型車両の導入は2024年ごろまで続き、最終的に32編成(5両32本)が増備され、現在コリドーで運行されている旧型車両を順次置き換えていく予定です。