ニューヨーク地下鉄、タイムズスクエア駅の新エントランスが共用開始

MTAは、ニューヨーク地下鉄のタイムズスクエア(42 St-Times Square)駅の新エントランスの共用を開始しました。新エントランスは、多くの地下鉄路線が集結する42ストリートの利便性向上を目的としたプロジェクト「42ストリート・コネクション(42 St Connection)」の一環として整備されたものです。同プロジェクトでは、これまでにタイムズスクエアとグランドセントラル(Grand Central)を結ぶ42ストリートシャトル(42 Street Shuttle)の拡張・更新工事をはじめ、タイムズスクエア駅およびグランドセントラル(Grand Central)駅のバリアフリー化工事、さらにタイムズスクエアとブライアントパーク(Bryant Park)を結ぶ改札内連絡通路の整備などが実施されています。今回の新エントランスの共用開始により、およそ3年間をかけて進められた同プロジェクトが完了することになります。

ニューヨーク地下鉄の1日利用者数がパンデミック以降で最高を更新

ニューヨークの地下鉄などを運行するニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transit Authority: MTA)は、5月5日(木曜日)の地下鉄利用者数がパンデミックが始まって以降の最高となる約350万人を突破した発表しました。ニューヨーク地下鉄の利用者数は、ワクチン接種が進むにつれ回復傾向が続き昨年10月後半には330万人台まで回復し、12月9日には約342万人を記録しました。しかし、その後のオミクロン株の流行を受けて再び利用者数が減少に転じていました。なお、ニューヨーク地下鉄以外では、ロングアイランド鉄道、メトロノース鉄道においても同様の傾向がみられるようです。

MTA、ニューヨーク地下鉄の駅やホームページで新デザインを採用した路線図を公開中

ニューヨーク地下鉄を運行するMTA(Metropolitan Transportation Authority)は、デザインを一新した地下鉄の路線図をMTAのホームページや複数の地下鉄駅で試験的に設置しています。新しい地下鉄路線図は、これまでの地理的正確性を重視した路線図から、路線や駅の位置関係を単純化し、各路線の運行経路や停車駅に関する情報に特化することでシンプルで見やすいものになっています。また、昨年10月ごろから公開しているリアルタイムマップと連携することで、定期的に実施されるメンテナンスや時間帯によって変わる列車の運行経路などが、利用者によりわかりやすく提供されることになります。

ラガーディア空港のアクセス整備に地下鉄延伸案が復活!?

ラガーディア空港(LaGuardia Airport: LGA)は、ニューヨークの主要空港としてマンハッタンから最も近い位置にあるにもかかわらず、唯一鉄道アクセスがない上、周辺道路の渋滞も慢性化していることから、近くて遠い空港という存在で知られています。一方で2020年7月には、最新設備を備えた新ターミナルBがオープンするなど、旅客サービスを一新する巨大プロジェクトが進められており、せっかく整備した最新インフラをより多くの人に利用してもらうためにも、利便性の高い空港アクセスの整備は必要不可欠となっています。

ニューヨーク地下鉄、タイムズスクエア駅など3駅でホームドアを試験導入

ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)は、ニューヨーク市地下鉄において、パンデミック以降ホームからの転落事故、突き落とし事件が増加していることを受け、マンハッタンとクイーンズの地下鉄駅3駅で試験的にホームドアを設置すると発表しました。近年、日本の都市鉄道でもホームドアの設置が急速に進んでいますが、導入が実現すればニューヨーク市地下鉄では初めての事例となります。MTAでは、2014年ごろから地下鉄ホームの安全性向上に向けて、ホームドア設置の可能性について調査を進めてきましたが、築100年以上の構造物が多く存在するニューヨーク地下鉄では、技術的、コスト的な課題が多いことから消極的な姿勢を示していました。

ニューヨーク地下鉄など、2月28日から新たな運賃制度を試験的に導入

ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)では、2月28日より、地下鉄およびバスの運賃の上限額を週33ドル(約3,800円)にする新運賃制度を試験的に導入すると発表しました。この新運賃制度は、MTAが2019年より導入を進めているコントクトレス決済に対応した支払いシステム「OMNY」を対象にしたもので、試験期間は最低4ヶ月間としています。