バージニア州の州都リッチモンド(Richmond)からノースカロライナ州第二の都市ローリー(Raleigh)を結ぶ区間は、アメリカ合衆国運輸省によって「南東高速鉄道回廊(Southeast High Speed Rail Corridor: SEHSR)」に指定されています。同区間では、バージニア州旅客鉄道局(Virginia Rail Passenger Authority)およびノースカロライナ州交通局(N.C. Department of Transportation)が中心となって、現在使用されていない貨物線などを活用した高規格都市間鉄道路線の整備事業「R2R(Richmond to Raleigh Southeast High Speed Rail)」が計画されています。同プロジェクトが完了すると、リッチモンドからローリーの間の所要時間が1時間20分程度短縮されるほか、アメリカ南東部(フロリダ州を除く)において初となる最高速度110mph(177km/h)に対応した鉄道路線が誕生することになります。
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アメリカ南東部の都市間鉄道高速化プロジェクト(ワシントンD.C.〜リッチモンド編)
アメリカの首都ワシントンD.C.からバージニア州の州都リッチモンド(Richmond)までを結ぶ鉄道路線では、「DC2RVA(DC to Richmond Southeast High Speed Rail)」と呼ばれる都市間鉄道プロジェクトが進行中です。DC2RVAは、アメリカ合衆国運輸省が指定する「南東高速鉄道回廊(Southeast High Speed Rail Corridor: SEHSR)」の整備を目的として、ワシントンD.C.からノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)までの区間で進められている既存鉄道インフラ改良プロジェクトの一つとなっています。同プロジェクトが完了すると、ワシントンD.C.とリッチモンドを結ぶ都市間列車が毎時1本運行に増発されるほか、同区間の最高速度が79mph(127km/h)から90mph(145km/h)へ引き上げられる予定です。