ラスベガスと南カリフォルニア(ロサンゼルス近郊)を結ぶ高速鉄道「ブライトライン・ウェスト(Brightline West)」の計画を進めているブライトライン(Brightline)は9日、同鉄道の建設に関してカリフォルニア州建設労働組合評議会(SBCTC)と南ネバダ建設労働組合と協力していくことで基本合意に至ったと発表しました。ブライトラインは現在、同高速鉄道の年内着工を目指して関係機関との調整を進めており、先月21日には、高速鉄道労働組合との協力関係について合意した覚書を交わしています。また、今月中にはビクターバレー(Victor Valley)とロサンゼルス近郊のランチョ・クカモンガ(Rancho Cucamonga)を結ぶ区間の環境アセスメント結果の公表が予定されているほか、およそ100億ドル(約1兆3,600億円)とされる建設費用の一部について、2021年に成立したインフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act)から資金援助を受けるための申請準備も進められています。
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ブライトライン、今年開業予定のオーランド国際空港駅の完成イメージを公開!
フロリダ州のマイアミとウェストパームビーチを結ぶ民間旅客鉄道「ブライトライン(Brightline)」は9日、ウェストパームビーチからオーランド国際空港までのおよそ170マイル(約270 km)の延伸プロジェクトによって開業する、オーランド国際空港駅の完成イメージを公開しました。ブライトラインは、アメリカの旅客鉄道のイメージを一新する革新的なサービスを提供している鉄道会社として注目されており、今回完成イメージが公開されたオーランド国際空港駅のおいても、同社がすでに他の駅で展開している無人決済が可能なコンビニ「MRKT」、オリジナルカクテルや軽食などを提供するバー「Mary Mary」、プレミアムクラス利用者向けのラウンジサービスなどが提供される予定です。
2023年版、アメリカの鉄道はこうなる!
新年あけましておめでとうございます。2022年のアメリカは、ウィズコロナへの方針転換を明確にしたことにより、国内旅行を中心に旅行需要が急速に回復し、多くの公共交通機関の利用者が前年比を大幅に上回った年となりました。また、2022年に開業が予定されていた複数の大型鉄道プロジェクトのうち、ワシントンメトロシルバーラインのダレス国際空港方面への延伸や、LAメトロの新線のうちKラインについては無事に開業を迎えることができました。一方で、多くの注目プロジェクトは今年以降の開業に持ち越しとなりました。また、昨年注目されていた新型アセラやニューヨーク地下鉄の新型車両デビューについても、今年以降の営業運転開始にずれ込むこととなりました。
ブライトライン、ウォルトディズニーワールドへの延伸ルートを変更
ブライトライン(Brightline)は28日、オーランド国際空港駅からウォルトディズニーワールドの最寄駅となるディズニースプリングス駅への延伸ルートを変更すると発表しました。新しいルートは「サンシャイン回廊(Sunshine Corridor)」と呼ばれ、オーランド近郊を結ぶ通勤鉄道「サンレール(SunRail)」との共同運行区間として整備される予定です。この変更により、ユニバーサルが建設中の第4のテーマパーク「エピック・ユニバース(Epic Universe)」やシーワールド(SeaWorld Orlando)などに隣接するエリアに新駅が建設される一方、当初ディズニーの敷地内に計画されていたディズニー・スプリングス(Disney Springs)駅については、敷地外へと変更されることになります。
ブライトライン、オーランド国際空港〜タンパ間の延伸工事に向けて連邦補助金を確保
アメリカ初の民間高速鉄道であるブライトライン(Brightline)は1日、計画中のオーランド国際空港からタンパ(Tampa)までの延伸区間約67マイル(約108km)の整備に向けて、米国運輸省(United States Department of Transportation : USDOT)からおよそ1,600万ドル(約21億5,000万円)の補助金を確保したと発表しました。同社は今回の予算確保を受けて、延伸区間の建設に必要な構造物設計や必要な環境許可の取得を進めるとしており、インターステート4号線(Interstate 4: I-4)に沿う形で建設される立体交差区間のうち、15%〜30%にあたる構造物の設計を終えることができるとしています。
ブライトライン、建設中のオーランド国際空港駅に試運転車両が初入線!
フロリダ州マイアミからウェストパームビーチ(West Palm Beach)までの都市間列車を運行するブライトライン(Brighline)は17日、すでに建設工事がほぼ完了しているオーランド国際空港駅に試運転車両が初入線したと発表しました。ブライトラインによると、ウェストパームビーチからオーランドまでの延伸区間の建設工事は今月時点でおよそ8割が完成しており、2023年はじめにはマイアミからオーランド間の約170マイル(約274km)が3時間で結ばれることになります。なお、オーランドまでの延伸に伴い車両の増備も実施される予定で、今年夏頃までに5編成分(電気式ディーゼル機関車のシーメンスチャージャーを11両、客車のシーメンスベンチャーを20両)が導入される予定です。