ドイツのベルリン・ブランデンブルク(Berlin Brandenburg)都市圏のローカル鉄道路線を運行するNEB(Niederbarnimer Eisenbahn)は、 シーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)の開発した水素で走る鉄道車両「ミレオ・プラスH(Mireo Plus H)」を7編成(2両編成7本)を導入します。同車両は、ベルリン(Berlin)とショルフハイデ(Schorfheide)を結ぶRB27(Heidekrautbahn)線において、2024年12月から運用が開始される予定です。ミレオプラスHは、シーメンスが開発を進めている水素を燃料とする燃料電池車両で、設計最高速度は時速160km、起動加速度は1.1 m/s2(約4.0 km/h/s)、2両編成の場合は一回のフル充填で最大800km走行可能な性能を有しており、今後、非電化区間を走行する中距離列車などへの導入が期待されています。
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パリ・ベルリン間を7時間で結ぶ高速列車を2023年末にも開設?
フランス国鉄(SNCF)とドイツ鉄道(DB)は24日、フランスのストラスブール(Strasbourg)で開かれた両国間を結ぶ国際高速列車の運行開始15周年を祝うイベントにおいて、パリとベルリンを結ぶ新路線を早ければ2023年12月にも開設すると発表しました。フランス、ドイツ両国を結ぶ高速列車は2007年にデビューし、これまでに約2,500万人が利用、今後も利用者の増加が見込まれています。パリとベルリンを結ぶ高速列車については、所要時間が7時間におよぶことから需要が見込めないと考えられていましたが、近年は長時間の乗車であっても鉄道利用を好む利用者が増えており、所要時間7時間の路線でも運行可能と判断したようです。