アムトラック(Amtrak)は、アムトラック・カスケーズ(Amtrak Cascades)やニューヨーク都市圏を中心とした北東回廊(Northeast Corridor)を発着する列車を中心に、シーメンス(Siemens Mobility Inc.)製の新型車両を最大で213編成(オプション契約の130編成を含む)導入します。この車両は、2025年以降に営業運転を開始する計画で、1970年代から1980年代にかけて製造されたアムフリート(Amfleet)と呼ばれる客車などを順次置き換える予定となっています。なお、新型車両は投入路線の特性に合わせて電気・ディーゼル両用、ハイブリッド、電気式ディーゼルのいずれかの方式で導入される予定となっており、ベース契約分である83編成の内訳が、アムトラックの2022〜2027年度の5ヶ年計画(Five-Year Plans)で明らかになっています。
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VIA、2022年末にカナダのインターシティ列車待望の新型車両が登場!
カナダのVIA鉄道(VIA Rail)は、ケベックシティ(Quebec City)〜ウィンザー回廊(Windsor corridor)間を運行するインターシティ列車「コリドー(Corridor)」に新型車両を導入します。この車両は2018年にシーメンス社に発注されたもので、ブライトライン(Brightline)やアムトラック(Amtrak)の次世代車両にも採用されている「ベンチャー(Venture)」客車をベースにした車両となります。第一編成はすでに納車されており、現在、2022年末からの営業運転開始に向けた各種試験が実施されています。新型車両の導入は2024年ごろまで続き、最終的に32編成(5両32本)が増備され、現在コリドーで運行されている旧型車両を順次置き換えていく予定です。