日立、カナダのトロントで計画が進む「オンタリオ線」の車両製造、運行システムなどを共同受注!

日立製作所は17日、カナダ最大の都市トロントで計画中の「オンタリオ線(Ontario Line)」の車両製造、運行システム、さらに開通後30年間にわたるオペレーションおよびメンテナンスを、グループ会社である日立レール(Hitachi Rail)を中心とするコンソーシアム「Connect 6ix」が90億カナダドル(約9,500億円)で受注したと発表しました。オンタリオ線は、トロント交通局(Toronto Transit Commission: TTC)の地下鉄ライン1の混雑緩和や鉄道ネットワークの拡充などを目的として、オンタリオ州政府の機関であるインフラストラクチャー・オンタリオ(Infrastructure Ontario)およびメトロリンクス(Metrolinx)が計画を進めている地下鉄路線です。

ニューヨーク地下鉄、タイムズスクエア駅など3駅でホームドアを試験導入

ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)は、ニューヨーク市地下鉄において、パンデミック以降ホームからの転落事故、突き落とし事件が増加していることを受け、マンハッタンとクイーンズの地下鉄駅3駅で試験的にホームドアを設置すると発表しました。近年、日本の都市鉄道でもホームドアの設置が急速に進んでいますが、導入が実現すればニューヨーク市地下鉄では初めての事例となります。MTAでは、2014年ごろから地下鉄ホームの安全性向上に向けて、ホームドア設置の可能性について調査を進めてきましたが、築100年以上の構造物が多く存在するニューヨーク地下鉄では、技術的、コスト的な課題が多いことから消極的な姿勢を示していました。