ロングアイランド鉄道、イーストサイドアクセス開業後の運行スケジュールを発表!

ニューヨーク近郊の通勤鉄道路線であるロングアイランド鉄道(Long Island Railroad: LIRR)は2日、今年12月に予定されている「イーストサイドアクセス(East Side Access: ESA)」の開業を前に、新スケージュールの素案を発表しました。イーストサイドアクセスは、現状マンハッタンの起点がペンステーション(Penn Station)のみとなっているロングアイランド鉄道を、マンハッタンイーストサイドの鉄道拠点であるグランドセントラル駅に直通させるためのプロジェクトで、完成するとおよそ半数の乗客がグランドセントラル利用に移行するとみられています。今回発表された新スケジュールでは同鉄道史上最大規模の増発が実施される予定で、マンハッタンの2大ターミナルを活用することで、平日の運行本数を現状のおよそ4割増(665本から929本)とする大胆なダイヤ改正が実施されることとなります。

ニューヨーク地下鉄の1日利用者数がパンデミック以降で最高を更新

ニューヨークの地下鉄などを運行するニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transit Authority: MTA)は、5月5日(木曜日)の地下鉄利用者数がパンデミックが始まって以降の最高となる約350万人を突破した発表しました。ニューヨーク地下鉄の利用者数は、ワクチン接種が進むにつれ回復傾向が続き昨年10月後半には330万人台まで回復し、12月9日には約342万人を記録しました。しかし、その後のオミクロン株の流行を受けて再び利用者数が減少に転じていました。なお、ニューヨーク地下鉄以外では、ロングアイランド鉄道、メトロノース鉄道においても同様の傾向がみられるようです。

MTA、インターボロー・エクスプレスの環境アセスメントを開始

ニューヨーク州のキャシー・ホウクル(Kathy Hochul)知事は、今月5日に行われた会見(2022 State of the State)において、ブルックリン(Brooklyn)とクイーンズ(Queens)を結ぶ新線「インターボロー・エクスプレス(Interborough Express)」の環境アセスメントを開始するようニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)に指示したと発表しました。ニューヨーク市にある5つのボロー(Borough: 日本でいう行政区)のうち、人口上位1、2位を占めるブルックリンおよびクイーンズでは、マンハッタンへの鉄道アクセスは良い反面、両ボロー間を結ぶ鉄道ネットワークが貧弱といった課題を抱えています。

2022年、アメリカの鉄道はこうなる!

新年あけましておめでとうございます。2021年のアメリカは、引き続きパンデミックの影響を受けながらも、その先を見据えた大型インフラプロジェクトが始動した年でもありました。オミクロン株の感染拡大が広まる中ではじまった2022年ですが、今年はパンデミックの影響で遅れていた複数の大型鉄道プロジェクトが完成を迎える他、複数の高速鉄道プロジェクトの着工が期待される年でもあります。それでは、筆者が注目している2022年に開業または着工などが予定されているアメリカの鉄道関連プロジェクトを、エリア別に見ていきましょう。

ニューヨーク・ペンステーション再開発プロジェクトがいよいよ始動

ニューヨークのみならず西半球最大の利用客数を誇る鉄道ターミナル「ペン・ステーション(Pennsylvania Station: Penn Station)」は、ニューヨーク州のクオモ前州知事のもとで、駅周辺での10棟の再開発ビルの建設を含む再開発計画が進められていました。しかし、クオモ前州知事が辞任したことでこの再開発の動向が注目されていました。今月3日、クオモ氏の後任となるキャシー・ホークル州知事は、これまでの大規模な計画内容を継承しつつも、パンデミック後を見据えて再開発ビルの規模を縮小するなどし、代わりに公共スペースを増やした新たなペン・ステーション再開発の内容を発表しました。

MTA イースト・サイド・アクセスのグランドセントラルターミナル内部を公開

ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)は2022年12月の開業に向けて、ロングアイランド鉄道(Long Island Railroad: LIRR)をグランドセントラル駅へ直通させるプロジェクト「イースト・サイド・アクセス(East Side Access: ESA)」を建設中です。イースト・サイド・アクセスのグランドセントラルターミナル(Grand Central Terminal)は、およそ32,500平方メートルの広さがあり、これは1950年以降に米国で建設される鉄道ターミナルとして最大規模で、ピーク時には1時間あたり24本の列車が乗り入れることが想定されています。MTAは、2021年10月にそのグランドセントラルターミナルの真新しいホームやコンコースの写真を公開しました。