日立製作所は17日、カナダ最大の都市トロントで計画中の「オンタリオ線(Ontario Line)」の車両製造、運行システム、さらに開通後30年間にわたるオペレーションおよびメンテナンスを、グループ会社である日立レール(Hitachi Rail)を中心とするコンソーシアム「Connect 6ix」が90億カナダドル(約9,500億円)で受注したと発表しました。オンタリオ線は、トロント交通局(Toronto Transit Commission: TTC)の地下鉄ライン1の混雑緩和や鉄道ネットワークの拡充などを目的として、オンタリオ州政府の機関であるインフラストラクチャー・オンタリオ(Infrastructure Ontario)およびメトロリンクス(Metrolinx)が計画を進めている地下鉄路線です。
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日立、ミラノ地下鉄向けの新型車両を受注!2024年春に1号線から運行開始予定
日立製作所のグループ会社である日立レール(Hitachi Rail)は7日、ミラノ市交通公社(Azienda Trasporti Milanesi: ATM)からミラノ地下鉄1号線、2号線、3号線向けに、最大46編成(276両)の地下鉄車両を、最大3億6,800万ユーロ(約534億円)で納入する包括契約を締結したと発表しました。新型車両は2024年春から1号線で順次営業を開始する予定で、同線には合計126両(6両21本)が導入されます。なお、1号線向けに導入される21編成の契約金額は1億6,800万ユーロ(約244億円)となります。ミラノ市交通公社では、最新技術の導入による持続可能な公共交通システムの実現に向けた大型投資計画を進めており、今回の新型車両導入もその一環として進められるものです。
ロンドンの新たな大動脈「エリザベス線」が5月24日に誕生!東西直通運転は秋から開始
ロンドン交通局(Transport for London: TfL)は、2009年から建設を進めているロンドン中心部パディントン(Paddington)とアビーウッド(Abbey Wood)を結ぶ新線「エリザベス線(Elizabeth Line)」の運行を5月24日から開始します。同線は、総工費およそ3兆円をかけて「グレート・ウェスタン本線(Great Western Main Line)」と「グレート・イースタン本線(Great Eastern Main Line)」をロンドン中心部で直通させ、ロンドンの東西を結ぶ全長約118kmの鉄道大動脈を構築する「クロスレール(Crossrail)」プロジェクトの新線区間として整備されました。なお、現在「TfLレール(TfL Rail)」として運行されている列車についても、今回の新線開業と同時にエリザベス線に改称されますが、直通運転が開始されるのは今秋以降となります。