オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は6日、ヨーロッパ各都市を結ぶ国際寝台列車「ナイトジェット(Nightjet)」へ導入される新型寝台客車のインテリアを、車両製造元であるシーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)のウィーン工場で公開しました。新型ナイトジェットは、2025年末までに合計33編成(7両編成33本)が導入される予定で、まずは2023年夏頃から、人気路線であるウィーンおよびミュンヘンからローマ、ヴェネツィアおよびミラノを結ぶ路線への投入が予定されています。新型ナイトジェットでは、従来車両を使用したナイトジェットと同様に寝台個室、クシェットと呼ばれる簡易寝台個室、普通座席などのサービスが提供されるほか、クシェットの新たな客室設備としてカプセルホテルのような「ミニ・キャビン(Mini Cabin)」も提供されます。
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オーストリア連邦鉄道、「ナイトジェット」の新型寝台客車が2023年春から運行開始!
オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は、ヨーロッパ各国を結ぶ国際寝台列車を2016年から「ナイトジェット(Nightjet)」のブランド名で運行しています。現在ナイトジェットには、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn AG: DB)から引き継いだ旧型の寝台客車などが使用されていますが、2023年春にナイトジェット用に開発された新型寝台客車がデビューする予定となっています。この新型寝台客車は、シーメンスの客車「ヴィアッジョ(Viaggio)」をベースとした次世代客車で、2023年春までに13編成(7両13本)が導入される予定です。また、昨年8月には20編成が追加発注されており、2025年までに33編成体制となる予定で、今後、ヨーロッパの国際寝台列車の旅がますます快適なものとなりそうです。