フィラデルフィア(Philadelphia)都市圏の公共交通を運営する南東ペンシルベニア交通局(Southeastern Pennsylvania Transportation Authority: SEPTA)は23日、2027年から導入を予定している路面電車/ライトレール路線向けの新型車両について、フランスの車両メーカーである「アルストム(Alstom)」に発注したと発表しました。新型車両はバリアフリーに対応した低床式の連接車両となる予定で、合計150編成(さらにオプションとして最大30編成)が導入される予定で、確定分の発注金額は約7億1,400万ドル(約962億円)となります。これにより、1980年代から使用されている川崎重工製(現川崎車両)の既存車両は2030年末頃までに引退することになります。
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ワシントンメトロ、7000形車両の運行を暫定的に再開、まずは1日最大8編成から
ワシントンメトロ(WMATA)は16日、昨年10月にブルーラインで発生した脱線事故の影響で運行停止となっていた7000形車両の運行を暫定的に再開しました。これは、8月末を目指している同車両の全面運行再開に向けた第1段階として、問題となった車輪内面距離の検査をより高精度の測定器を用いて毎日行うことを条件に実施されるもので、当面の間は8編成(8両編成8本)を上限として営業運転に投入されます。7000形車両は、6月中は新たな検査体制の習熟期間としてグリーンラインおよびイエローラインのみで運行される予定となっていますが、7月以降にはブルーライン、オレンジライン、シルバーラインでの運行も再開し、これらの路線の運行間隔を20分間隔から15分間隔に短縮する計画です。
ワシントンメトロ、8月末にも7000形車両の運行を再開か?
ワシントンメトロ(WMATA)は19日、昨年10月に発生したブルーラインでの脱線事故を受けて全車両営業停止となっている7000形車両(748両)について、営業運転復帰に向けた進捗状況を発表しました。それによると、WMATAはワシントン地下鉄安全委員会(Washington Metrorail Safety Commission: WMSC)とともに、新たな保守点検方法の構築、保守点検スタッフの安全研修の実施などを軸にした運行再開計画をまとめており、8月末ごろの営業運転再開を目指しているとのことです。また、輪軸の状態をリアルタイムで計測できるシステムの導入も進めており、すでにカレッジパーク(College Park)付近に装置の設置が完了し、今後はシステムの動作確認などが実施される予定です。
ワシントンメトロ、7000形車両の運行再開を約90日間延期
ワシントンメトロ(Washington Metropolitan Area Transit Authority: WMATA)は、昨年10月に脱線事故を起こした7000形車両について、定期検査の間隔を90日から7日にすることで段階的に運行再開していく方針を、先月14日に示していました。その後、70両程度の7000形が運用復帰しましたが、定期検査を毎日実施する方針に変えたため追加車両の運用復帰を一時中断していました。しかし、その後の検査で、復帰した車両のうち少なくとも5両で不具合が見つかったため、全ての7000形の運行を再度中止していました。これを受けてワシントンメトロは、先月14日に示した運行再開方針を正式に改めると発表し、今後およそ90日間は7000形車両の運行は再開しない方針を固めました。
ワシントンメトロ、近日中に7000形車両の運行を再開
ワシントンメトロ(Washington Metropolitan Area Transit Authority: WMATA)は、10月12日のラッシュアワーにワシントン郊外ロズリン(Rosslyn)駅付近で発生した脱線事故を受けて、事故車両と同形式である7000形車両すべての運用を一時中止していました。同形式はワシントンメトロが所有する車両のおよそ6割にあたるため、現在も同メトロ全線で大幅な減便が実施されています。ワシントンメトロは14日、7000形車両の運行再開に向けて作成した安全運行に関する計画が、ワシントン地下鉄安全委員会(Washington Metrorail Safety Commission: WMSC)によって承認されたと発表しました。これにより、7000形車両の運行が段階的に再開される見通しとなりました。