米国初の燃料電池電車「FLIRT H2」が公開される!2024年から運行開始予定

スイスの鉄道車両メーカー「シュタッドラー・レール(Stadler Rail AG)」とカリフォルニア州サンバーナーディーノ郡運輸局(San Bernardino County Transit Authority: SBCTA)は、9月20日〜23日にかけてドイツのベルリンで開催されたイノトランス(InnoTrans)において、シュタッドラー初の燃料電池電車となる「FLIRT H2」を公開しました。同車両は、今年10月に開業予定の南カリフォルニアのサンバーナーディーノとレッドランズを結ぶおよそ14kmの新路線「アロー(Arrow)」において、2024年から運行が開始される予定となっており、米国初の燃料電池電車となる予定です。

ベルリン・ブランデンブルク都市圏のローカル線に水素で走る電車を導入!2024年末から運行開始

ドイツのベルリン・ブランデンブルク(Berlin Brandenburg)都市圏のローカル鉄道路線を運行するNEB(Niederbarnimer Eisenbahn)は、 シーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)の開発した水素で走る鉄道車両「ミレオ・プラスH(Mireo Plus H)」を7編成(2両編成7本)を導入します。同車両は、ベルリン(Berlin)とショルフハイデ(Schorfheide)を結ぶRB27(Heidekrautbahn)線において、2024年12月から運用が開始される予定です。ミレオプラスHは、シーメンスが開発を進めている水素を燃料とする燃料電池車両で、設計最高速度は時速160km、起動加速度は1.1 m/s2(約4.0 km/h/s)、2両編成の場合は一回のフル充填で最大800km走行可能な性能を有しており、今後、非電化区間を走行する中距離列車などへの導入が期待されています。