ロサンゼルス国際空港(LAX)を管理運営するロサンゼルス・ワールド・エアポーツ(Los Angeles World Airports: LAWA)は1日、2023年の開業に向けて建設工事を進めている新交通システム(Automated People Mover: APM)の車両を公開しました。APMの車両には、アルストム(旧ボンバルディア)社製のInnovia APM 300が採用されており、運行開始までに合計44両(各車両の定員50名)が導入される予定です。新交通システムは全長2.25マイル(約3.6キロ)に合計6駅(ターミナルエリア内3駅、ターミナルエリア外3駅)が設置され、利用客の多い午前9時から午後11時の間は4両編成の車両を2分間隔で運行する予定です。
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バンクーバースカイトレイン、2023年に新型電車「Mark V」が登場
バンクーバーのトランスリンク(TransLink)が運営するスカイトレイン(SkyTrain)は、エキスポライン(Expo Line)およびミレニアムライン(Millennium Line)向けの新型車両「Mark V」を導入します。スカイトレインは、1986年のバンクーバー国際交通博覧会に合わせて1985年に開業したコンピュータ制御での自動運転を行う都市鉄道です。開業当初は現在のエキスポラインのみでしたが、2002年にミレニアムライン、2009年にカナダラインが開業し、現在はコンピューター制御の自動運転を行う鉄道として世界一の路線距離を誇ります。今回導入される新型車両は、旧型車両(Mark I)の置換え、輸送力増強、ミレニアムラインの延伸計画(Broadway Subway Project)用として増備されるもので、合計205両(5両編成41本)が2023年から2027年にかけて導入される予定です。