ワシントンメトロ、2026年にデビュー予定の新型車両「8000形」の新イメージを公開

ワシントンメトロ(Washington Metropolitan Area Transit Authority: WMATA)は22日、2026年にデビューを予定している新型車両「8000形(8000-series)」のデザインを決定するため、利用者からのフィードバックを募集すると発表しました。8000形は、日立レール(Hitachi Rail)がメリーランド州ワシントン郡に建設中の新工場で製造する予定の次世代地下鉄車両で、旧型車両の2000形、3000形および6000形の置き換えおよび輸送力増強を目的として、最大800両が増備される予定です。WMATAは、新型車両のデザインに利用者の意見を反映するため、5月23日から30日までの期間、ギャラリー・プレイス・チャイナタウン(Gallery Pl-Chinatown)駅で新シートのモックアップや新たなイメージ、ビデオなどを展示した仮設ブースを設置しています。

日立レール、高速鉄道車両も製造可能な新工場をメリーランドに建設

日立レール(Hitachi Rail)は21日、メリーランド州ワシントン郡にワシントンメトロ(Washington Metropolitan Area Transit Authority: WMATA)の新型車両を製造する車両工場を建設すると発表しました。ワシントンメトロの新型車両は「8000形(8000-series)」と呼ばれ、2024年から導入が開始され、オプション契約を含めると合計800両が導入される予定です。今回の車両工場建設への投資額は、7,000万ドル(約83億円)となる予定で、新工場はワシントンメトロの車両製造のみならず、北米マーケットのシェア拡大を目指す同社にとって、重要な製造拠点として位置付けられるようです。なお、新工場での車両製造開始は2023年末以降となる予定です。