アムトラック、ALC-42形機関車の追加発注が確定!2029年までに125両体制に

アムトラック(Amtrak)は23日、今年2月にシカゴとシアトル/ポートランドを結ぶ「エンパイア・ビルダー(Empire Builder)」からデビューを果たした大陸横断列車用の新型電気式ディーゼル機関車「ALC-42形」のオプション契約分50両について、製造元であるシーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)に正式発注したと発表しました。今回の追加発注分の50両は2029年までに導入される予定で、2025年までに導入予定の初期発注分75両と合わせて最終的に合計125両体制となる予定です。また今回の発表と同時に、エンパイア・ビルダーの次にALC-42形機関車を導入する列車は、シカゴとニューオーリンズを結ぶ「シティ・オブ・ニューオーリンズ(City of New Orleans)」になることも合わせて発表されました。

アムトラック、第7世代となる新塗装をまとった新型機関車を公開!

アムトラック(Amtrak)は15日、今後、同社の標準塗装となる第7世代塗装(Phase VII livery)をまとった初の車両となる電気式ディーゼル機関車「ALC-42形」を公開しました。ALC-42形は、今年2月にデビューした大陸横断列車向けの新型電気式ディーゼル機関車で、これまで導入された同機関車は全て特別塗装や復刻塗装をまとったものとなっていました。第7世代塗装をまとった車両第1号となったのは、10番目の製造車両となる309号車で、14日に「カリフォルニア・ゼファー(California Zephyr)」としてサンフランシスコ・ベイエリアのエミリービル(Emeryville)からシカゴへ向けて出発しました。

アムトラック、 大陸横断列車向けの新型電気式ディーゼル機関車がデビュー

アムトラック(Amtrak)は、大陸横断列車サービスの近代化を進めるため、2018年12月にシーメンス(Siemens Mobility, Inc.)製の新型電気式ディーゼル機関車「チャージャー(Charger: ALC-42形)」を75両導入すると発表しました。その新型機関車が今月8日、シカゴからシアトルに向けて出発したエンパイア・ビルダー(Empire Builder)号にて正式デビューしました。なお、記念すべき一番列車には、アムトラック50周年を記念した初代アムトラック塗装を纏った301号車と、現在のリバリー(Livery)と呼ばれる第6世代塗装(Phase VI paint scheme)の302号車が充当されました。