ドイツ鉄道(Deutsche Bahn: DB)は昨年12月5日から、フランクフルト中央駅(Frankfurt/Main)とケルン(Köln)を結ぶケルン-ライン=マイン高速線(Cologne-Frankfurt high-speed railway)において、ドイツ国内の営業最高速度である時速300km運転に対応したICE 3(Intercity-Express 3)の次世代車両「ICE 3neo」の営業運転を開始しました。ICE 3neoは、シーメンス・モービリティがドイツ鉄道向けに開発した「ヴェラロMS(Velaro MS)」と呼ばれる動力分散方式の4電源対応高速車両で、ベルギーやオランダでの運行にも対応しています。同車両は、2030年にかけて増加が予想される座席需要に対応するため、2029年までに合計73編成が増備される予定となっています。