ニューヨーク地下鉄など、2月28日から新たな運賃制度を試験的に導入

ニューヨーク州都市交通局(Metropolitan Transportation Authority: MTA)では、2月28日より、地下鉄およびバスの運賃の上限額を週33ドル(約3,800円)にする新運賃制度を試験的に導入すると発表しました。この新運賃制度は、MTAが2019年より導入を進めているコントクトレス決済に対応した支払いシステム「OMNY」を対象にしたもので、試験期間は最低4ヶ月間としています。

MTAが導入を進める新支払いシステムOMNYを使ってみた

ニューヨークでは、多くの鉄道インフラの老朽化が顕著になっています。ニューヨーク地下鉄(New York City Subway)における運賃の支払いシステムも例外ではなく、世界の主要都市において非接触型ICカードやスマートフォンを利用した支払いが当たり前となってきている現在において、今だに磁気カードをメインに使用している状況です。しかも利用者が磁気カードをスワイプさせて読み取る方式のため、慣れない人は何度も読み取りエラーになり、挙げ句の果てにダブルチャージされてしまったりと、非常に使い勝手の悪いシステムとなっています。