ドイツ鉄道(Deutsche Bahn: DB)は昨年12月5日から、フランクフルト中央駅(Frankfurt/Main)とケルン(Köln)を結ぶケルン-ライン=マイン高速線(Cologne-Frankfurt high-speed railway)において、ドイツ国内の営業最高速度である時速300km運転に対応したICE 3(Intercity-Express 3)の次世代車両「ICE 3neo」の営業運転を開始しました。ICE 3neoは、シーメンス・モービリティがドイツ鉄道向けに開発した「ヴェラロMS(Velaro MS)」と呼ばれる動力分散方式の4電源対応高速車両で、ベルギーやオランダでの運行にも対応しています。同車両は、2030年にかけて増加が予想される座席需要に対応するため、2029年までに合計73編成が増備される予定となっています。
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サンフランシスコ、Muniメトロの次世代ライトレール車両「LRV4」とは
サンフランシスコ市営鉄道(San Francisco Municipal Railway: Muni Metro)では、老朽化が進むライトレール車両(ブレーダ製のLRV2およびLRV3)の置き換え、および2022年末以降の開業を予定しているセントラル・サブウェイ(Central Subway)の開業に向けた輸送力増強を目的として、2017年から次世代ライトレール車両「LRV4」の導入を進めています。同車両は、シーメンス・モビリティ(Siemens Mobility)の「S200 SF形」と呼ばれる新型ライトレール車両で、これまでに合計249両が発注されており、最終的には合計279両が増備される計画となっています。新型車両の増備は2027年ごろまで続く予定で、最終的には既存車両全てがLRV4に置き換えられる予定です。
オーストリア連邦鉄道、新型「ナイトジェット」の車内を公開!2023年夏デビュー予定
オーストリア連邦鉄道(Austrian Federal Railways: ÖBB)は6日、ヨーロッパ各都市を結ぶ国際寝台列車「ナイトジェット(Nightjet)」へ導入される新型寝台客車のインテリアを、車両製造元であるシーメンス・モービリティ(Siemens Mobility)のウィーン工場で公開しました。新型ナイトジェットは、2025年末までに合計33編成(7両編成33本)が導入される予定で、まずは2023年夏頃から、人気路線であるウィーンおよびミュンヘンからローマ、ヴェネツィアおよびミラノを結ぶ路線への投入が予定されています。新型ナイトジェットでは、従来車両を使用したナイトジェットと同様に寝台個室、クシェットと呼ばれる簡易寝台個室、普通座席などのサービスが提供されるほか、クシェットの新たな客室設備としてカプセルホテルのような「ミニ・キャビン(Mini Cabin)」も提供されます。