フランス国鉄(SNCF)は8月18日、2024年からTGV(フランスの高速鉄道)の主要路線である「南東高速線(LGV Sud-Est: LN 1)」などへの導入が予定されている新型車両「TGV M(Mはモジュラーの頭文字)」を、15編成追加発注したと発表しました。TGV Mは、SNCFとフランスの車両メーカーであるアルストムが第4世代のTGV車両として2016年から共同開発を開始したもので、2018年に100編成が発注されました。なお、同車両のアルストムにおけるブランド名は「アヴェリア・ホライゾン(Avelia Horizon)」となっています。TGV Mのプロトタイプ車両は2022年後半から試運転を開始する予定で、量産車両は2033年にかけて導入される予定です。
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パリ・ベルリン間を7時間で結ぶ高速列車を2023年末にも開設?
フランス国鉄(SNCF)とドイツ鉄道(DB)は24日、フランスのストラスブール(Strasbourg)で開かれた両国間を結ぶ国際高速列車の運行開始15周年を祝うイベントにおいて、パリとベルリンを結ぶ新路線を早ければ2023年12月にも開設すると発表しました。フランス、ドイツ両国を結ぶ高速列車は2007年にデビューし、これまでに約2,500万人が利用、今後も利用者の増加が見込まれています。パリとベルリンを結ぶ高速列車については、所要時間が7時間におよぶことから需要が見込めないと考えられていましたが、近年は長時間の乗車であっても鉄道利用を好む利用者が増えており、所要時間7時間の路線でも運行可能と判断したようです。