UTA(Utah Transit Authority)は、ダウンタウンとソルトレークシティ郊外を結ぶライトレール路線TRAXを1999年より運行しています。TRAXには、開業順にブルーライン(Blue Line)、レッドライン(Red Line)、グリーンライン(Green Line)の3路線があり、総延長はおよそ72kmになります。2021年現在、UTAが運行するライトレール車両は全てシーメンス(Siemens)製となっており、1998年に製造されたSD-100形、2001年以降に製造されたSD-160形、2010年以降に製造されたS70形の3形式が存在します。
今回は、2010年から2012年にかけて77両が投入されたS70形車両についてフォトレポします。
エクステリア
カラーリングはUTAの路線バスなどと同じです。行先表示器にはLEDが採用されています。
3車体連接車で運転台付近の両端部には段差がありますが、出入り口付近は全てバリアフリーに対応した設計になっています。
インテリア
車内はクロスシートが基本です。車両中央がバリアフリーに対応したエリアとなっています。
アメリカの公共交通としてはめずらしく座席にはファブリックが採用されており、車内も綺麗に清掃されています。
S70形電車の概要
運行者 | UTA(Utah Transit Authority) |
製造者 | シーメンス(Siemens) |
編成(車両)数 | 77両(3車体連接車) |
車両番号 | 1101〜1177 |
定員 | 225人(60席) |
営業開始 | 2010年〜 |
運行路線 | レッド、グリーン |
運行区間 | 全区間 |
設計最高速度 | 95 km/h |
制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御(シーメンス) |
Source: Siemens
コメントを残す