12月15日、ニューヨーク州のキャシー・ホークル(Kathy Hochul)知事は、ジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport: JFK Airport)ターミナル4の拡張工事を着工したと発表しました。ターミナルビル4の拡張工事については、パンデミックの影響で当初の計画から大幅な規模縮小が余儀なくされていました。最終的には10ゲートの新設(当初計画では16)、チェックインおよび到着エリアの拡大、既存ゲートおよび商業エリアのリニューアル、ターミナルビルへのアクセス改善、自動手荷物預け機などの最新設備を導入するといった内容で関係者間での合意がなされました。拡張工事の完成予定は2023年で、建設コストの総額15億ドル(約1,700億円)は民間資本で賄われる予定です。
JFK空港では、12月13日に新ターミナル・ワンの概要が発表されたばかりです。今回のターミナル4の拡張によって、現在ターミナル2を使用しているデルタ航空便をターミナル4に集約させることが可能になり、その空いたスペースを利用して新ターミナル・ワンの一部が建設されることになります。したがって、今回のターミナル4拡張工事の着工により、本格的にJFK空港の大改修プロジェクトが始動することになります。
ターミナル4拡張・リニューアルのイメージ
拡張されるターミナルビルの外観イメージです。現在のターミナル4は2001年にオープンしたもので、その後数回にわたり拡張工事が実施されてきました。
新たに10ゲートが新設されることで、現在ターミナル2を使用しているデルタ航空便がターミナル4に集約されることになります。なお、ターミナル4はデルタ航空以外にもエミレーツ航空、シンガポール航空、KLM、SWISS、ヴァージンアトランティック、チャイナエアライン、中国南方航空、アシアナ航空など30以上のエアラインが使用するターミナルとなっています。
搭乗ゲートエリアは、既存のものも含めてリニューアルされる予定です。
こちらはバゲージクレームのイメージです。白を基調とし、LEDライン照明で全体的に明るいイメージとなっています。
Source: NY State
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