アムトラック(Amtrak)は12日、2026年以降に予定されている短・中距離列車の新型車両「AMTRAK AIRO」のデビューに向けて、製造中の量産先行車の一部を公開しました。同車両はカリフォルニア州サクラメント近郊にあるシーメンス・モービリティ(Siemens Mobility, Inc.)の車両工場で製造されており、これまでに合計83編成が同社に発注されています。新型車両の第1編成は2024年中に完成する予定となっており、今後、各種試験が実施された上で、ニューヨークとワシントンD.C.など北東部の主要都市を起点とする短・中距離列車のほか、バンクーバー、シアトル、ポートランドなど、パシフィックノースウェストの主要都市を結ぶ「カスケーズ(Cascades)」への導入が予定されています。
今回、外観が公開された車両はコーチクラス(普通車)の車両となります。アムトラックといえば、コルゲートで覆われたステンレス車体が特徴的なアムフリート(Amfleet)と呼ばれる車両のイメージが強いですが、新型車両には第7世代のカラーリングが側面全面に施されていいます。
車体構造などは、基本的にブライトライン(Brightline)やアムトラックの中西部で使用されているベンチャー(Venture)客車と同じものが採用されています。
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