LAメトロ「P2550形」車両

LAメトロ(Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority: LACMTA)P2550形は、L(Gold Line)ライン専用として2007年から運行開始したライトレール車両です。 2005年から2011年にかけてイタリアのアンサルドブレーダ(AnsaldoBreda S.p.A.)が全50両を製造しました。Lラインでは、最新型のP3010形が投入されるまで同形式のみで運用されていました。なお、2022年に予定されているリージョナルコネクター(Regional Connector)の開通後はライトレール路線が大幅に再編されるため、サンタモニカやロングビーチなどでも同形式が見られるようになるかもしれません。

今回はLAメトロのP2550形についてフォトレポします。

エクステリア

全面は流線型で可愛らしいデザインとなっています。車体は前面および上部がグレー、床下機器カバーはダークグレーに塗装されている以外は無塗装となっています。なお、全面の横部分には側面のビートに合わせるかのように白のラインが入っています。

ゴールドラインのみで運用されているため同線の顔となっています。

P2550形はP3010形などと同じく1両につき2車体3台車の連接車車両となっています。

最大3両で運行されています。

インテリア

車内はクロスシートとロングシートの組み合わせとなっています。シートにはファブリックが採用されていますが、汚れが目立ちやすいのと固めで長時間座っていると腰が痛くなるのが弱点です。

連接部分周辺はロングシートとなっています。

窓が大きめなので、パサデナ〜アズサ間ではサンガブリエル山脈(San Gabriel Mountains)の山々をダイナミックに楽しむことができます。

車内情報案内表示器です。目的地および次駅案内のみのシンプルな案内表示となっています。

運転台です。

P2550形車両の概要
運行者LAメトロ(Los Angeles County Metropolitan Transportation Authority: LACMTA)
製造者アンサルドブレーダ(AnsaldoBreda S.p.A.)
編成(車両)数50両
車両番号701〜750
定員76人(着席)
営業開始2007年〜
運行路線L(Gold)ライン
運行区間イーストLA(East LA)〜アズサ(Azusa)
設計最高速度120 km/h
制御方式IGBT-VVVFインバータ制御
Source: アンサルドブレーダ

Source: LA Metro

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