PATH、大規模にリニューアルされたハリソン駅

ワールドトレードセンターとニューアークを結ぶパストレイン(Port Authority Trans-Hudson: PATH)のハリソン(Harrison)駅周辺では、2000年はじめ頃から駅周辺の再開発が始まり、それに合わせて老朽化したパストレインのハリソン駅の建替工事が実施されることになりました。建替工事は2009年にスタートし、ワールドトレードセンター方面の駅舎が2018年に、ニューアーク方面の駅舎が2019年にそれぞれ開業しました。現在ハリソン駅周辺には、アービー(urby)などの大規模なデザイナー賃貸物件が建設され、ニューアーク空港やマンハッタンへのアクセスが良いこともあり、若者に人気のあるエリアに変貌しつつあります。

今回は、そんな変化が著しいハリソン駅をフォトレポします。

マップ
エクステリア

2019年に開業したニューアーク方面の駅舎です。開業が1930年代と歴史あるパストレインでは、ワールドトレードセンター駅以外で唯一モダンな駅舎となります。

こちらは多くの賃貸住宅がある側の出口です。こちら側には一部古いホームや改札が残っていますが、最終的にはこちらも建替えられる予定です。

2018年に一足先に開業したワールドトレードセンター方面の駅舎です。

非常に広々としたエントランスです。

コンコース

コンコースは非常に広々とした空間になっています。

発車案内や充電用USBポート付きの情報提供ディスプレイも設置されています。

エスカレーターとエレベーターが設置されており、バリアフリーに対応した駅舎となっています。

ホーム階からコンコースを眺めた様子です。

券売機です。パストレインのICカードの他に、ニューヨーク市地下鉄のメトロカード(MetroCard)へのチャージができます。

改札機です。ニューヨーク市地下鉄のものとは異なり磁気カードをスワイプする必要はありませんが、OMNYにはまだ対応していません。

ホーム側から見た改札口の様子です。

ホーム

冬季の寒さ対策のため、ホームとコンコースの間には自動ドアが設置されています。

遠赤外線のヒーターもあります。

ハリソン駅の駅名標です。

ホームの様子です。液晶ディスプレイの案内板が設置されています。

最大10両の車両が停車できる長さに延長されました。通過している車両は、ニュージャージ・トランジットの車両です。

ホームからは新たに建設中の賃貸住宅が見えます。

駅周辺の再開発

ハリソン駅の周辺には、ホテルも開業しています。

こちらは若者に人気の賃貸物件アービーです。

Source: PATH

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