スペイン国鉄「レンフェ(Renfe)」は28日、トルコの民間鉄道会社「Sun Tren」とHISグループのトルコ現地法人であるHIS Turkeyが運行を計画している豪華観光列車「カッパドキア・エクスプレス(Cappadocia Express)」向けに、タルゴ7(Talgo VII)車両2編成(20両2本)を2年間契約で貸し出すことで合意したと発表しました。カッパドキア・エクスプレスは、トルコの首都イスタンブール(Istanbul)と世界遺産で有名なカッパドキア(Cappadocia)の近くに位置するカイセリ(Kayseri)とを結ぶ豪華観光列車で、日本の富裕層などをターゲットに、年間300回程度(走行距離285,000km/年)の運行が計画されています。
トレンオテルで使用していたタルゴ7を貸出か?
レンフェは、スペイン各地とポルトガル、フランス、スイス、イタリアなどを結ぶ長距離夜行列車「トレンオテル(Trenhotel)」を運行しており(パンデミックの影響で運休中)、今回貸し出される車両は同サービースで使用されていた車両と思われます。
トレンオテル向けのタルゴ7車両は1編成20両となっており、ベッド、液晶テレビ、シャワーなどが完備された寝台車、リクライニング席、食堂車などが連結されています。
また、軌間可変機構付きで最高速度220 km/hまで対応可能なハイスペック車両となっています。果たして、カッパドキア・エクスプレス向けに貸し出される車両がどのような姿で登場するか、今後の最新情報が待ち遠しい列車となりそうです。
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