ブライトラインウェスト、ロサンゼルスまでの鉄道ルート確保に向け一歩前進

ラスベガスからカリフォルニア州ビクターバレー(Victor Valley)を結ぶ高速鉄道を計画しているブライトラインウェストは、ビクターバレーからロサンゼルスまでの鉄道ルート確保に向けて関係機関との調整を行なってきました。同社は2021年10月21日に、ビクターバレーからランチョクカモンガ(Rancho Cucamonga)の間約77kmの鉄道建設について、カリフォルニア州運輸局(California State Transportation Agency: CalSTA)、カリフォルニア州政府交通局(California Department of Transportation: CalTrans)およびカリフォルニア高速鉄道(California High-Speed Rail Authority)との間で覚書(Memorandum of Understanding: MOU)を交わしたと発表しました。

Image: RSM Design

ビクターバレーからランチョクカモンガ間は州間高速道路15号線(Interstate 15: I-15)に沿って建設されます。新たに建設されるブライトラインウェストのランチョクカモンガ駅は、ロサンゼルス都市圏の通勤鉄道「メトロリンク(Metrolink)」への乗り換えを考慮した設計とし、同駅でメトロリンクへ乗り換えることで、ラスベガスからロサンゼルス市内各エリアへ鉄道のみでアクセスが可能となります。

Image: RSM Design

ブライトラインウェストの列車からメトロリンクの列車へは上下移動のみで乗り換えができるようになります。これにより、ラスベガス〜ロサンゼルス(ユニオン・ステーション)間は約3時間で結ばれる予定です。

Source: HNTB

ランチョクカモンガ駅では、ブライトラインの他に、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が設立したボーリング・カンパニー(The Boring Company)が、自動運転車専用の地下ループトンネル(Ontario Airport Tunnel)の建設も計画しており、南カリフォルニアにおける重要な交通ハブとなりそうです。

Source: Brightline

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