カルトレイン、サンノゼ・ディリドン駅前に建設予定の再開発ビル完成イメージを公開

カルトレイン(Caltrain)は、27日に開催されたJPB(Peninsula Corridor Joint Powers Board)のWPLP委員会ミーティング(JPB WPLP 4-27-22)において、将来カリフォルニア高速鉄道が乗り入れる予定のサンノゼ・ディリドン(San Jose Diridon)駅前に整備予定の2棟の再開発ビルの新たな完成予想イメージを公開しました。同駅周辺では、「ダウンタウン・ウェスト(Downtown West)」と呼ばれるGoogleによる公共交通指向型開発(TOD)も計画されており、カルトレインの再開発ビルは同駅周辺の再開発エリアへのゲートウェイとしての役割を果たすこととなります。

公開された再開発ビルのイメージ
Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

今回新たなイメージが公開された再開発ビルが建設される場所(地図のピンク色の部分)です。周辺では、Googleが計画している「ダウンタウン・ウェスト」と呼ばれる再開発計画によって、オフィス、商業施設、ホテル、住宅、エンターテイメントハブなどが整備される予定です。ダウンタウンウェストは、早ければ2023年の着工が見込まれており、サンノゼのダウンタウンは将来的にディリドン駅方面へと拡大することになります。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

こちらはディリドン駅前の敷地計画図です。カルトレインが建設する再開発ビルはディリドン駅前に建設されるため、駅前広場なども合わせて整備されることになります。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

再開発ビルの断面図です。2棟はそれぞれサウスタワーとノースタワーとなっており、どちらのビルもオフィスを中心としたフロア構成で、低層部には公共スペースや商業施設なども整備される予定です。また、地下にはパークアンドライドなどを想定した駐車場も建設される予定です。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

今回公開された駅前再開発ビルのイメージです。サウスタワーの高さは約76メートル、ノースタワーは約80メートルとなります。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

再開発ビルを下から見上げたイメージです。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

こちらは再開発ビルに設置される公共スペースのイメージです。

Image: Caltrain JPB WPLP 4-27-22

再開発ビルの低層部空間のイメージです。

カルトレイン再開発ビルの概要
名称33 South Montgomery Street(仮称)
所在地33 South Montgomery Street
規模地上15階(サウスタワー)、地上16階(ノースタワー)
高さ約76m(サウスタワー)、約80m(ノースタワー)
用途オフィス、商業施設、公共スペース、地下駐車場
延床面積約52,500平方メートル(サウスタワー)、52,000平方メートル(ノースタワー)
事業主カルトレイン(Caltrain)
設計者Perkins&Will
施工者未定
着工2023年以降
完成未定
«
»

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です