カリフォルニア高速鉄道、フレズノ駅など4駅の基本計画策定に向けた作業を今秋にも開始

サンフランシスコとロサンゼルスなどを結ぶ高速鉄道建設計画を進めているカリフォルニア州高速鉄道局(California High-Speed Rail Authority: CHSRA)は、セントラルバレーエリアのフレズノ〜ベーカーズフィールド間の2029年暫定開業を目指して、現在一部区間で建設工事を進めています。CHSRAは27日、暫定開業時に誕生する5駅のうち、同局が整備するマーセド(Merced)、フレズノ(Fresno)、キングス・トゥーレアリ(Kings-Tulare)、ベーカーズフィールド(Bakersfield)駅の基本計画策定業務を行う事業者を、今秋にも決定すると発表しました。基本計画では、駅の設置場所、デザインコンセプト、開発や建設にかかる費用、施工条件などの計画案が策定される予定です。

なお、CHSRAは今回の基本計画策定に向けたアナウンスと同時に、フレズノ駅の新たなコンセプトイメージも公開しています。

フレズノ駅のコンセプトイメージ
Image: CHSRA

フレズノ駅のメインエントランスのイメージです。これまでのビジネス計画等で示されていたイメージと同様に円を描いた特徴的な橋上駅舎となっています。

Image: CHSRA

別角度から見た駅のイメージです。駅前にはバス停などが設置されるようです。また、駅周辺では公共交通指向型開発(Transit-oriented development: TOD)も計画されています。TODの一部は、2025年ごろを目指して計画が進められており、高速鉄道の経済効果を見込んだ開発が先行して実施される予定です。

Image: CHSRA

別角度のイメージからは相対式ホーム2面2線と本線となる通過線2線が確認できます。また、駅の屋根にはソーラーパネルも設置されるようです。

Image: CHSRA

反対側のエントランスのイメージです。こちら側にもバス停が描かれています。現時点ではフレズノ駅のみコンセプトイメージが公開されていますが、その他の駅についても早ければ来年にも完成イメージを見ることができるかもしれません。

«
»

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です