DART「100形」電車

ダート(Dallas Area Rapid Transit: DART)は、ダラスダウンタウンとダラス郊外を結ぶライトレール路線を1994年より運行しています。ダートの運行するライトレール路線は、開業順にレッドライン(Red Line)、ブルーライン(Blue Line)、グリーンライン(Green Line)、オレンジライン(Orange Line)の4路線のみですが、ダラス都市圏は非常に広範囲なため総延長はおよそ150kmにも及びます。そんなダートが運行するライトレール車両100形は、ダートが開業した1996年から2013年までの長期にわたって製造された車両です。これまでに163両全車両が近畿車輛によって製造され、全てのライトレール路線で同形式が使用されています。

今回はダートの100形電車についてフォトレポします。

エクステリア

近畿車輛ホームページによると、100形のデザインは「未来的」をコンセプトにしているそうです。カラーリングはダートの路線バスなどと同じです。行先表示器などは幕式が採用されていますが、一部にLEDに更新された編成も存在します。

導入からしばらくの間は2車体連接車として運行されていましたが、2008年ごろに中間に低床車両を組み込み3車体連接車としてバリアフリーに対応しました。

インテリア

車内はクロスシートが基本です。電車というよりかはバスの座席に近いです。比較的綺麗に清掃されていますが、他の都市で運行されている最新のライトレール車両と比較すると古臭さは否めません。

背面から座席を見た様子です。アメリカの公共交通らしく衛生面から座席の背面はステンレス製となっています。

100形電車の概要
運行者ダート(Dallas Area Rapid Transit: DART)
製造者近畿車輛(KINKISHARYO International L.L.C.)
編成(車両)数163両
車両番号101〜263
定員
営業開始1996年〜
運行路線レッド、ブルー、グリーン、オレンジ
運行区間全区間
設計最高速度112 km/h
制御方式GTO-VVVFインバータ制御(AEG)
IGBT-VVVFインバータ制御(東洋電機)※2003年発注分以降
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