ニューヨーク市交通局(New York City Transit: NYCT)は、ニューヨーク市地下鉄(New York City Subway)向けの次世代地下鉄電車R262形を導入します。R262形は先行してBディビジョン(アルファベット系統)に導入されるR211形のAディビジョン(車両規格が小さい数字系統)版となる予定で、オプション契約を含めると最大で1,364両導入されるます。R262形の導入によって老朽化が著しいR62形およびR62A形を合わせた1,139両を置き換える予定となっています。なお、純増となる車両については将来の輸送力増強用として導入されます。
デザイン
R211形車両のAディビジョン版ということで、エクステリアおよびインテリアデザインはR211形に準拠したものとなるようです。設備についてもR211形車両同様フルカラーLED式行先表示器、LEDヘッドライト、車内WiFi、LED車内照明、リアルタイム情報に対応したデジタル表示機を設置するなど多くの最新設備が導入される予定です。
R211形と同じく導入が検討されている車両貫通路(Open Gangway)付近のイメージ。デザインは、上のイメージと下のイメージの2パターンがあるようです。
R262形は今後受注先の決定を入札方式で行い、2025年から2030年にかけて導入される予定です。コロナ禍の影響で導入計画が変更される可能性もありますが、次世代のニューヨーク市地下鉄を担っていくR262形車両の動向に注目していきます。
Source: MTA、Daily News
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