シアトルのダウンタウン北側に位置するサウス・レーク・ユニオン(South Lake Union)と呼ばれるエリアでは、WB1200という48階建て超高層ツインタワーレジデンスが建設中です。このツインタワーには、約1,000戸の住居のほか、下層階には商業施設も建設されます。WB1200のディベロッパーであるウェストバンク(westbank)は、この商業施設の目玉としてジャンボジェットを再利用したリーシングオフィスやイベントラウンジを登場させる計画です。ボーイング社の発祥の地であるシアトルに新名所が誕生することになりそうです。
なお、このプロジェクトで活用されるジャンボジェットは、2017年までユナイテッド航空で活躍していたボーイング747-400型機(機体番号: N178UA)のようです。この機体は、成田空港や関西空港にも頻繁に飛来していました。
マップ
完成イメージ
特徴的なバルコニーが設置されるツインタワーの真ん中にジャンボジェットが設置されます。
ジャンボジェットは中に浮いているような感じで設置され、主翼の部分以外はほぼそのままの姿を見ることができます。商業エリアには、トレーダージョーズ(Trader Joe’s)やライブ・ネイション(Live Nation)が運営するライブハウスなども入居します。
WB1200の計画が承認された当初は、ツインタワーの間にらせん状の階段のようなものが設置される予定でした。
今後、サウス・レーク・ユニオンエリアでは、WB1200以外にも数々の再開発が予定されています。
WB1200の概要
名称 | WB1200(WB1200) |
所在地 | 1200 Stewart Street, Seattle |
規模 | 地上48階、地下6階 |
高さ | 148m(軒高) |
用途 | 住居(1,014戸)、商業施設(1〜3階)、駐車場(地下1〜6階) |
延床面積 | 130,000平方メートル |
事業主 | Westbank Corporation |
設計者 | Henriquez Partners Architects |
施工者 | Graham Construction |
着工 | 2018年 |
完成 | 2022年(予定) |
Source: Henriquez Partners Architects、westbank、City of Seattle
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